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2023年6月の読書記録(&読書記録その14)

 一年も半分過ぎたようです。あっという間ですね。
 それでは今月もいつものヤツ行きます(最近これしかやってないけど)。


今月読んだ本

  1. 『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

  2. 『丸の内魔法少女ミラクリーナ』村田沙耶香

  3. 『ファシリテーションの教科書ー組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ』グロービス(D)

  4. 『アフターデジタル』 藤井保文・尾原和啓(D)

  5. 『桃を煮るひと』くどうれいん

  6. 『マーケターのように生きろ』井上大輔(D)

  7. 『下流思考』内田樹

  8. 『地図帳の深読み 鉄道編』今尾恵介

  9. 『ルビンの壺が割れた』宿野かほる

  10. 『歴史と地理がいっきにわかる東京23区大全』伊藤賀一

今月紹介するのは:『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

 「今年の夏を西武大津店に捧げようと思う」と言い、閉店直前のデパートの様子を伝えるTV中継に西武ユニで映ったり、かと思えば「漫才をやる」と言ってM-1に出たり、はたまた「卒業式までどれだけ髪が伸びるのか」と言って高校の入学式に坊主頭で出席したりの成瀬ww
 そんな成瀬あかり史のほんの一部とその歴史の目撃者のストーリーで構成された作品。
 大津にデパートを作り、200歳まで生きる気マンマンの成瀬がここまでぶっ飛べるのも成瀬の精神的な強さがあってこそ。
 成瀬と相方島崎(よく付き合っていられるな、島崎ww)との愛情、そして大津市民にとっての西武大津店の存在の大きさがよくわかる。
 成瀬の島崎への愛情がよくわかるのが、広島の高校のカルタ部の男子を琵琶湖の観光船「ミシガン」に乗せた際に言った『私にも世話になっている幼なじみがいる。ミシガンに乗る相手がいなかったら彼女と乗るつもりだった。』というセリフ。成瀬にとって島崎は恋人以上の存在なのかもしれない。

 成瀬の精神的な強さがこれでもかと綴られている一冊。強い女性は美しい。

それでは。

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