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ウェビナー初心者に押さえてほしい40のコツ【事前・当日・事後】

こんにちは、くろえ、もといたかおです。
普段は採用や研修といった、HR周りのことをやっています。また、現在は事業部のインバウンド企画(ウェビナー実施)などにもちょこちょこ絡んでいます。

さて、最近会社で週1~2ペースでZoomウェビナーをしてきて自分のなかに知見が溜まってきたので、そろそろコツやTIPSを発信してみようと思います。

(他にもウェビナー慣れしている会社さんはたくさんあると思いますが、あまりまとまってる記事がなかったので、こちらで考えたことをまとめてみました)

こんな人に読んで欲しい

・ウェビナーを開催してみたいが、どうすればいいか分からない!
・ウェビナーを開催することになったが、どうなるか心配…
・ウェビナーを一度開催してみたが、イマイチ盛り上がらなかった

といった人におすすめです。
(玄人の方にもご意見をいただければと思うので、どのみち読んでいただけると嬉しいです…!)

※今回はZoomのウェビナー機能を題材に書いていますが、他ツールでも準備することは共通する点があるかと思いますので、そちらの方も(特に後半)お読みいただけると幸いです。

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【そもそも①】ウェビナーって?

ウェビナーの定義は以下として、まずは始めていきます。

ウェビナー(Webセミナー)とは、Webとセミナーを合わせた造語で、インターネット上で配信するセミナーのこと。時間を決めて配信を行い、チャットなどを活用して参加者との双方向のコミュニケーションも可能な「リアルタイム配信」と、あらかじめ録画したセミナー動画を配信する「録画配信」の2つに大きく分けられる。

(参照:2020年最新|おすすめウェビナー・Webセミナーツールを比較|無料プランのある製品一覧、ランキング、知識や活用例を紹介

【そもそも②】Zoomのウェビナー機能って?

リモート社会の昨今、Zoomで一度は連絡を取り合ったことがある方が多いのではないでしょうか。そのZoomと何が違うの?と思われる方もいるのではないかと思うので、まずはじめに、「そもそもZoomのウェビナー機能って?」ということを書いていきたいと思います。

まず、Zoomのアカウントには主に3種類あります。

①無料アカウントZoom
②有料アカウントZoom(「プロ」アカウント(¥2,000/月))
③ウェビナー機能(「プロ」アカウント(¥2,000/月)を1アカウント購入し、「オプションのアドオンプラン」のなかにある「映像ウェビナー」(¥5,400/月)を追加することで利用可能)

そのなかでも、

①・②:ミーティング機能
ミーティングは、すべての参加者が画面を共有し、ビデオとオーディオをオンにし、出席している他のメンバーを見ることができる共同イベントとなるように設計されている

③:ウェビナー機能
・ウェビナーは、ホストと指定されたパネリストがビデオ、オーディオ、画面を共有できるように設計されている
・ウェビナーには、視聴のみを行う出席者が存在
・視聴のみの出席者は、Q&A、チャット、そしてアンケートへの回答によってやり取りすることができ、ホストは出席者のミュート解除をすることもできる

という違いがあります。

(参照:ミーティングとウェビナーの比較

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特にウェビナー機能のメリットは以下であると思っています。

・Q&A機能、挙手機能など、セミナーライクな挙動ができること
・チャットが使えて、顔が見えなくても盛り上がっている感が伝わること
・参加者のコントロールが一定可能であること(ミュートにしたり、権限を変更したりできる)

【そもそも③】ミーティング機能とウェビナー機能、どっちがいい?

数回やってみて、あるいは参加してみて、どちらも経験した中で、適している形態はウェビナーの目的や参加人数によって変わるような気がしています。端的に言うと、ミーティング機能は参加型、ウェビナー機能は講義型に向くと思います。

・ミーティング機能が向いているウェビナー
- インタラクティブ性を求める場合(参加型)
- オーディエンスの反応が見たい場合
- 30人以下の少人数である場合
・ウェビナー機能が向いているウェビナー
- ラジオ的に聞くような、知識インストール系(ノウハウ、講義型)
- オーディエンスの表情が見える必要がそこまでない場合
- 30人以上の大人数である場合


それではここから、ウェビナーを実施するまでにやるべきことについて、簡単に書いていこうと思います。
(あくまで参加・実践を通じての所感を含んでおり、これが正解ではまったくないと思いますが、いち意見としてご参考にされて下さい!)

※「こんな長文読んでる暇ないわ!」という方向けに、スプレッドシートに、項目のみまとめています。こちらを見て、気になる項目があれば、noteに来ていただいて詳細をご確認いただく、という使い方も大歓迎です!

【気をつけるべきこと】5つの心得

①本気で臨むリスナーは少ない前提で準備しよう
これは大前提。セミナーがウェビナーになったことで、リスナーの集中度や関心を集めることが難しくなっています。いわばラジオを聞くような感覚で参加することも多いと思います。もし、聞いてもらいたい、伝えたいメッセージがあるのであれば、参加型にする、惹きつけるようなメリハリをつけるなど、工夫が必要に思います。

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②キャプチャ・拡散される前提で準備しよう
ウェビナーを実施する際、拡散を促すかどうかについてですが、さらなる集客効果も期待できることから、基本的にはオンラインでの拡散は歓迎するほうが良いのかな、とも思います。そのために

・拡散用のハッシュタグを用意する
・資料はキャプチャ・拡散されてもいいように(あるいはキャプチャされていいもの・悪いものがひと目で見えるように)

などの配慮は必要なのではないかと思います。

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③参加者にとって適切な時間を考えて企画しよう

個人的には下記が目処かなと思います。時間を取りすぎない、適切な時間はどれくらいか?ということを、ユーザ視点で考えることは重要だと思います。

<長さ>
・講義系であれば1時間
・交流・ディスカッションも含めるなら2時間
<タイミング>
・仕事に関係あることなら日中
・キャリア系・採用系なら19時~20時あたり
・趣味系・副業系なら20時~もあり

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④ターゲット、目的、集客可能性、CVへの繋げ方について考え、開催可否を決めよう
ウェビナーは手軽でPC1個で開催できるため、ハードルは低いです。また、参加者からしても、セミナーと比較して、物理的な移動を伴わないことから、非常に参加のハードルが下がっている(それこそ業務内に無理なく組み込める)のは事実です。
それでも、「目的に対して適切な打ち手か?」という観点で、開催の可否は決めるべきであると思います(「意味無し~なぜやったんだっけ~まあいっか!盛り上がったし!\(^o^)/」みたいなのは避けたいですよね)。

・ターゲットは誰か
・目的は何か(マーケなら:認知?申し込み?アップセル?、採用なら:認知?興味?採用応募?など)
・集客は可能か(社内で持っているリストに対して声掛けできるのか?SNS上でのプレゼンスは?外部から調達するならどのメディアから?など)
・その後のCVに繋がるか(ウェビナーは直接の契約やCVに結びつくには一定の関係構築やナーチャリングが必要な場合が多いようにも思うため)

⑤参加者にとってのメリットもセットで考えよう
ウェビナーは有効なリード獲得~ナーチャリングチャネルであることは事実であるものの、それは「ユーザにとって良いものである」場合に限られます。メリットがなければ参加者は集まらないし、押し売りになればリピートや契約はありえません。参加者に対してどんなメリットやお土産を渡せるのか?という観点から、ウェビナーを構築する、という観点は、④とセットで持つべきだと思います。

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【気をつけるべきこと】事前準備編

<立て付け編>
⑥最低3人の人員を確保しよう
弊社でいろいろと実施してみた結果としては、
・メインプレゼンター(知識のある人)
・モデレーター(質問したりファシリする人)
の登壇者2名以外に、
・天の声さん(画面には入らない3人目のメンバー)
を用意するのがベストだと思います。1人で場を回す、話し続けるのは結構しんどいです。2人での掛け合いの方が、場が温まりやすかったり、クオリティ担保の観点でも、メリットが大きいように思います。
トラブルシューティング、FAQの優先度付け、コメントへの反応、タイムキーピングなどを登壇しながら行うのは至難の業。(この場合、天の声さんのウェビナーリテラシが一定あることも必要だと思います)

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<募集編>
⑦イベント申し込みページ(LP)を創ろう
申し込みページはPeatix、connpass、Wantedly、Facebookページ、自社サイトなどで作成できますが、目的や自社のリソースに応じて選択するのが良いと思います。
(ほんとは自社サイトで申し込みフォームを作れるのが良いような気はします。アナリティクスが利用でき、流入元や離脱などが分析できるため。ただ、集客のしやすさ的にはPeatixは結構良さそうに思います。簡単な流入元のアナリティクスはあります。Facebookのイベントページは、申し込みページを挟まないため、Peatixなどをかませるのが一般的かもしれません)

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⑧「当日利用するプラットフォームが何か」を知らせよう
すごく地味な話ですが、「顔出し必要orNOT」がわからないと、化粧の必要有無が変わるため(個人的経験w)、先にわかっているとユーザフレンドリーなのではないでしょうか。

⑨事前アンケートで参加者のニーズを把握しよう
事前のアンケートでは、個人情報の聴取だけではなく「何に関心があって申し込んでくれたのか」を確認することで、当日の満足度が上がりやすくなります。

<集客編>
⑩SNSを活用しよう
弊社でこれまで5回程度ウェビナーを実施していますが、いずれもTwitterでの拡散や流入が多いです。SNSでBtoBの情報収集もかなり行われていることを勘案すると、Twitter(やFacebook)などで拡散(+社員への拡散依頼)することは、有効な流入手段になると思います。

⑪場合によっては広告も回そう
「たくさんの人に来てほしい!」「社員や担当者のフォロワーとちょっとターゲットが違う…」などの場合には、予算をつけてSNS広告を回すのも手です。基本はFacebook広告(属性ターゲティング)、Twitter広告もあり(キーワード、フォロワーと類似ユーザーなどを使う)だと思います。

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<インフラ編>
⑫登壇者のインフラ状況を確認しよう
当日声が割れていたり、カメラの画質が低かったり、電波が怪しいと、ユーザ体験を損ねます。やっぱり「良いインフラ(ウェブカメラ、マイク、Wifi環境)」が良いので、在宅でウェビナーが出来る環境なのかについては、登壇者に事前に確認しましょう(場合によっては出社してもらうなど、対応が必要なことも)。

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<資料作成編>
⑬資料は作り込みすぎない程度に、でも、ちゃんと創ろう
(これは個人的な所感なのですが、)これまで参加したウェビナーのなかで「これは参加してよかった!」と思ったのは、資料が準備されており、(口頭ではなく資料としても)示唆的であるものだったように思います。
ただし、参加者はキャプチャやメモをしながら聞いているため、資料のボリュームやめくるスピードには注意したほうが良さそうです。
(プレゼンのように、たくさんの資料を作ってどんどんめくっていくよりは、1スライドに止まる時間を一定持ったほうが良い)

⑭(パネルディスカッションの場合)スライドに引っ張られすぎないのも大事
矛盾したことを言っているようにも感じるかもしれませんが…
講義系の場合、スライドに沿って話をしていく方法が有効だと思いますが、パネルディスカッションなどの場合には、テーマの提示+視覚的or定量的な情報が必要な場合や補足情報がある場合にはスライドを数枚差し込むなど、資料が場を占拠しないような話の展開になるように資料を作りましょう。(パネルディスカッションの場合、程よい生感も大事だと思います)

⑮開催目的(CV導線)を意識しよう
資料作成の際、つい中身を作って満足してしまいがちですが、④でも言及したように、目的ファーストだと思います。最終的に
・参加者に何を伝えたいのか?
・どんな態度変容を起こしたいのか?
などのことは念頭に置き、(PRは多すぎるとウリウリの印象を与えてしまうためバランスは必要ではありますが)きちんと目的を果たせるような自社サービスの見せ方を考えることが大切です。

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⑯事後アンケートを用意しよう
大事なのは資料だけではなく、終了後のアンケートの作成も含みます。ウェビナー改善のための質問を沢山盛り込みたくなってしまいますが、事後のアクションに必要な情報を、出来るだけシンプルに盛り込みましょう。

【気をつけるべきこと】前日準備編

⑰社内リハーサルをしよう
セミナーと同じなので、どのように進めるか、どのような会話を、それぞれどれくらいの時間、ということをシミュレーションする必要があります。
ここでおすすめなのは、登壇者だけではなく、出来ればターゲットになるユーザに属性が近い人に来てもらって、内容や進行に関する意見をもらうことです。社内のリテラシ高いメンバーだけで準備をすると、どうしても参加者の目線を担保することが難しいため、レベルの調整などをここで行えるとベストです。

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⑱前日と開催前に参加者に対して案内メールを送付しよう
参加率を上げるために、前日、当日数時間前などにリマインドメールをすることは有効です。当日「どのURLにアクセスすればいいんだっけ?」を避けるためにも、複数回リマインドしておくことは親切だと思います。

【気をつけるべきこと】ZOOMウェビナー編

⑲ZOOMウェビナーの設定を変更しておこう
以下の設定が正しくなっているか確認することで、当日慌てることがないかと思います。

・ビデオ:
デフォルトで設定されている[ホスト][パネリスト]共にオンの状態にします。

・音声:
デフォルトで設定されている[コンピューターのオーディオ]にオンの状態にします。

・実践セッションを有効にする:
これ、超大事です。これをオフにしていると、参加者でリハーサルしている会場にお客さんが入れちゃいます笑。
この「実践セッションを有効にする」をオンにすることで、ウェビナー開始時刻より前にカメラテストやマイクテストを実施することができます。絶対設定して下さい!!!

・認証されているユーザーしか参加できません:
これは入室トラブルにつながること、ドタ参をOKにしていたことなどから、オフにしました。

・自動的にウェビナーを録画する:
ウェビナーを録画するかどうかです。手動でできるのであれば不要ですが、うっかりしそうな方はオンにしておきましょう。弊社では、社内のメンバーが後日見たい、というニーズがあったため、録画しています。

・ウェビナー後のアンケート:
これも地味に便利です。(多くの場合、ウェビナー内でアンケートの回答を促すと思いますが)アンケートの回答率を上げたい場合、ウェビナー後にアンケートを実施する場合はONにしておきます。

コメント 2020-06-05 044406

【気をつけるべきこと】当日準備編

⑳【前提として】開始30分前までには準備をしておこう
特に初めての場合、トラブルはつきもの。30分前までには必ず準備をしておき、もろもろの環境設定を行いましょう。この際に、資料は最新版になっているかなども確認しましょう。

㉑見え方、聞こえ方をチェックしよう
参加者から見たときに、不快にならない+統一感を感じるような設定を行いましょう。弊社では以下を行っています。

<聞こえ方>
・パネリスト同士のマイクの大きさを確認し、同じくらいの声のボリュームになるようにマイクの位置などを調整する
<見え方>
・パネラーが分かるように、背景画像を設定・もしくは統一する
(複数社の人間が登壇する場合には、社名と名前を背景画像に忍ばせることで、登場人物の名前もわかりやすくなります)
・名前の平仄を揃える(氏名@社名、など)

㉒社内も巻き込もう
当日はギリギリまで集客のチャンスがあります。また、実施中の盛り上がり感は、次回以降の集客の助けにもなります。可能であれば、以下が出来るとめちゃくちゃ良いと思います。

・社内にも広報し、直前まで拡散をお願いする(この後開催!のような)
・可能なら盛り上げ係やTwitter実況係を任命し、実施中も盛り上げてもらう
(サクラじゃん、と抵抗ある方もいらっしゃるかと思いますが、そこまでそのことに対してネガティブな印象は与えないようにも思います←これは個人の見解です。あまりに身内盛り上がりが過ぎたりすると、参加者としてはすん…となるのでご注意を。)

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【気をつけるべきこと】本番編

<雰囲気作り>
㉓(無理のない程度に)抑揚を意識。ラジオのパーソナリティになった気持ちで
学生時代の授業を思い出すと、不思議と寝てしまう講義があったのではないでしょうか。全員が抑揚がない、落ち着きがある穏やかな声だと参加者は寝ます(寝たことはある)。「参加してよかった」「楽しかった」と思ってもらうためにも、
・テンションは高めに
・声の抑揚を意識する
あたりは気をつけています。

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㉔表情筋、頑張って動かそう
話す人の顔は、意外と見られています。無表情ではなく、大袈裟なくらいで良いので、リアクションや表情を意識してみましょう。

㉕合いの手は積極的に!
当日登壇者、スタッフなども含め、チャットなどでの雰囲気作りは、発言のし安さに大きく影響します。「888888888」などだけでも良いので、合いの手とコール・アンド・レスポンスに精を出しましょう。

㉖コメントはリアルタイムで拾う!
これも一定慣れてきたら、かもしれませんが、コメントはリアルタイムで拾うのがベストだと思います。それこそ上記にあるように、ラジオのパーソナリティになったような気持ちでやるといい感じです。

㉗Q&Aへの回答は、対面で相手に返す気持ちで。
寄せられた質問への回答も、上記で触れた「ラジオパーソナリティになったつもりで」話すといい感じです。聞いてくださった方がリアルに聞いているので、相手に返す気持ちで、お名前を呼んだり、チャットでの反応に答えたりなど、インタラクティブ性も意識できると良さそうです。

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㉘開始前後トークは雰囲気作りに最適!
開始5~10分前くらいから会場をオープンさせるのが一般的かなと思うのですが、その際に登壇者同士でアイスブレイク的なトークをすると、和やかな雰囲気になります。
・XX人の人が来てくれてますね~
・緊張してます?
・聞こえますか~
・コメントで意気込みとか送って下さい~
などのことを会話しておくと、参加者としてはすっと雰囲気に入りやすくなると思います。

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㉙(講義系のパネルディスカッションの場合)モデレーターは「素人代表」たれ。
パネルディスカッションでは、メインプレゼンターはあくまで「先生・有識者・権威」として振る舞う一方、モデレーターが(誤解を恐れず言えば)「バカになる」「恐れず質問する」などの態度が必要だと思います(実際はどうであれ、そのような立場のコントラストがある方が、参加者は場の構造を理解しやすいし、退屈しないとも思います)。

<環境づくり>
㉚開始前は音楽を流そう
雰囲気作りの一環です。ここは賛否両論ありますが、弊社で実施してみた反響としては、音楽でおしゃれ感が出たり、リラックスできたりなどの効果があるように思います(逆に無音だと緊張する。参加者もそうだけど、登壇者の緊張を緩和する効果もあると勝手に思っていますw)。

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㉛通知音はオフに!
登壇者、天の声さん、共に通知音をオフにしましょう。時折通知音が入ると、参加者の集中力を切らす原因となります(これは盛大な反省も込めて…)。

<もしものために…>
㉜資料は他のタブから独立させておこう
資料は基本的に「プレゼンテーション」モードで進行すると思いますが、それを切った際に別の情報が見えてしまうリスクを避けるために、タブは独立して画面においておきましょう。出来れば、他のタブなどは開かないでおくのがベターです。

㉝スタッフへの連絡は別ツールにしよう
ZOOMのチャットで「パネリストに送信」とすることもできますが、ZOOMはチャットの送信を取り消すことが出来ないため、リスク要因にもなります。社内の連携などは、Slackなど社内ツールのほうが事故は少ないと思います(強い自戒)。

㉞念の為スマホでも会場に入っておこう
特に天の声役の人は、スマホからもルームに入っておくことで、オーディエンス側のトラブルに迅速に気付くことができます。

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㉟時間内に終わらせることも大事、だけど…
質問がたくさん寄せられ、時間内に回答しきれなかった場合、一旦所定の時間でクロージングをはさみ、質問に回答仕切る、という形式をとっています。弊社で何度か実施した感覚でいうと、7~8割程度の参加者の方が、残って質疑応答まで聞いてくださっています。
時間は守りつつ、オーバーしてでも質問には回答仕切る方が、満足度としては上がりやすいのではないでしょうか。

【気をつけるべきこと】事後編

<クロージング~フォローアップ>
㊱事後アンケートのリンクはQR+チャット+メールで!
クロージング時に最も重要なのは、「アンケートへの回答率を上げること」です。そのため、スマホユーザ、PCユーザどちらでも回答できるよう、

・QRコード
・チャットでのリンク貼り付け
(・ZOOM終了時の画面)
・当日のお礼メール

などの手段を使ってアンケートへの回答を促しましょう。

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㊲アンケートの回答率を上げるための仕掛けを創ろう
事後アンケートに答えてもらうために、以下のような工夫をすることが有効ではないかと思います。

ウェビナー資料の送付条件をアンケート回答にする
アンケート回答したら退出して良い、というルールにする
回答数は最小限にする

㊳翌日までにフォローアップメールを送ろう
当日中にアンケートを収集しきり、翌日までにサンクスメールを送れるのが理想です(ここに前日の資料を添付する)。
また、問い合わせ希望などについても、できるだけ早く反応するよう、インサイドセールスなどとの連携は事前に示し合わせておきましょう。アンケート内容とセミナー内容を伝え、適切なリード対応となるような準備が求められます。(すいません、この辺りはまだまだ洗練されておらず、おそらくその筋に詳しい才流さんの記事などを参考にされて下さい)

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↑(内容的に被ってる部分もありますが)さすがプロというめちゃくちゃ体系だって書かれた神記事なので、是非こちらを参考にされて下さい!

<社内でのアクション>
㊴盛り上げ・登壇へのお礼と成果を伝えよう
社外の成果は勿論ですが、社内の盛り上がりや「出てみたい」と思ってもらえるかも同様に重要です。

・盛り上げてくださった方、登壇してくださった方にお礼を伝える
・アンケート内容(満足度やフィードバック)を伝える

などは忘れず行いましょう。(この際、録画しておいた動画も添えると、社内での認知アップにもつながります!)

㊵フィードバックを受けて資料を修正しよう
アンケート内容を踏まえ、資料を修正しておくと、次回以降同様のテーマでウェビナーを実施する際にも使い回せます。

【番外編】何度か実施を繰り返したら、録画配信に切り替えもあり?
これは弊社も試していないので何とも言えませんが、ウェビナーが洗練されてきたらアーカイブ配信+質疑応答、などのスタイルも検討できるかもしれません(ここは参加者のニーズに合わせて要検討。あまり実施できるイメージはないので、むしろすでに実践されている方がいらっしゃればお話を聞いてみたいです…)。


書き出してみたら40個もあった

というわけで、以上が気をつけるべきことを整理してみたものになります。

口ではいろいろ言いつつ、なかなか実践は発展途上なのですが、ご意見やご質問もお待ちしております。

なお、弊社では「#ナイルウェビナー」と題して、採用やウェブマーケティングに関するウェビナーを実施しておりますので、以下のPeatixも是非フォローをお願いします!

というわけで、次回もお目にかかれるのを楽しみにしています!毎日こんな感じの気づきなどをつぶやくアカウントはこちら↓。人事・マーケティング・キャリア・パン・恋愛・人間観察などについて書いてます!


次回は月次振り返りを書きます!それでは~

UXコンサル、BtoBマーケ、人事を経てコミュニケーションマネージャー(広報、マーケ、採用広報、組織開発)なう。 書くこと:パン偏愛、可愛いもの布教、働くこと、生きること、1日1考、新サービス考察、旅行、読書録、銭湯、恋愛。 頂いたサポートは、もれなくパンの研究に使われます。