「社会人になって失敗したことは?」と聞かれて、思い出した景色。

人に流されて生きてきた。

中学も高校も大学も、親に勧められた道を選んだし、
お付き合いしていた彼氏との別れですら、周りの勧めに従ってきた。

初めての選択としての就活も、めちゃくちゃ周りの意見に翻弄された。
1社目の会社でうまく立ち振る舞う溜めにどうすればいいかも、
身近な先輩に相談して、言われた通りに動いた。
なんとなく不安だったから、周りが猛烈に働くのに合わせて、
がむしゃらに働いた(当然、体力や精神力は人によって違うというのに)。

そうやって、周りに合わせて生きてきた結果、途中で限界が来た。
社会人2年目のことだった。

かなり頑張らないといけないプロジェクトの最終納品日、
いつものように夜中まで仕事をして帰宅し、翌日会社に行こうとしたら
起き上がれない、ただ泣く、会社に行けない。
悲しいのかは良く分からないが、「あ、これは限界かな」と思った。

同僚は、そういうしくじりをすることを「ワンアウト」と呼んでいた。
1回まではセーフだが、2度、3度とそれを繰り返すと、もう昇進や活躍の機会は閉ざされる、と。

いま思えば都市伝説だったのかもしれないが、
そのことを常に念頭に置いていた私は恐怖し、心で泣き叫んだ。
とはいえ、大きく泣くことも出来ないくらいに鉛と化した身体ではどうすることもできなかった。

すごく怖かった。
周りからも見放されて、十分に仕事もできず、存在が迷惑になるのではと。

そこから5年もの年月が経った。
あの職場では、その後なんとか持ち直し(心象風景としては)それなりに活躍できるようになった。その後、転職を2回して、いまの場所に落ち着いている。

いまの自分は、その当時とは比べ物にならないくらいとてもナチュラルに仕事をしていて、当時のような強迫観念も薄れている。

なぜだろう、と考えたときに、いくつかの軌道修正をしたことが挙げられると思う。

・無理なものは無理と割り切る
・自分にできないことは他の人にお願いする

そして何よりいちばん大事なのは、
・自分にできることはある、価値発揮できる場所はあると信じる
ということだ。

自分は自分でしか有り得ず、卑下しようが結局は自分の足で立たないといけない。
その事実を受け入れ、前に進もうと思った瞬間から、物事はゆっくり好転していったように思う。

仕事をするという文脈において(あるいは仕事でなかったとしても)、私たちはつい「ベストを発揮し、ベストの選択をし、大成功する」という青地図を描いてしまいがちだが、
そのことよりも、「ベストを発揮できる場所を見つけ、選んだ道を正解にする過程なのである」という心象風景に変えることが出来れば、

その旅路を楽しむことも出来るようになるのではないか。



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今回は短文エッセイ調でお届けしました!いつもとテイストの違う文章を、と思ったけど、そんなに違わないかも…など反省しつつ、30分書ききり!を意識して書いてみました。

というわけで、次回もお目にかかれるのを楽しみにしています!毎日こんな感じの気づきなどをつぶやくアカウントはこちら↓。人事・マーケティング・キャリア・パン・恋愛・人間観察などについて書いてます!

次回こそ!Twitter道場卒業論文を書こうと思います…!

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