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イカでも作れるNFT作成概要

こんばんはclipです🦑
NFTは無価値だとか、パチンコだとか色々議論が沸き起こってますね~
賛否両論あっていいと思います。世界が変わる時は賛否両論沸き起こるものだと達観して議論を静観しています。
本記事は11月3日にTwitterスペースで配信させて頂いた
「🦑イカでもできるNFT作成」の内容となります。

NFTを行う上では2段階あって
①自分のコンテンツを作る
②自分のコンテンツをNFTとして流通させる
本記事は①の方を解説します~ では行ってみましょー
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1. NFTの概要


 ①NFTの概要
 ②NFTの歴史
 ➂最近の動き

2.NFTイラストを作ってみる

①アドビフォトショップ
②クリップスタジオ
➂SAI サイ
④ドットピクト
⑤チルトブラシ(3Dアート)

3.NFTの未来と活用と妄想

①イラストフェーズ
②動画フェーズ
➂メタバースフェーズ

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1. NFTの概要と歴史


①NFTの概要
 NFT(非代替性トークン:Non-Fungible Token)とは偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータと説明されます。ブロックチェーン上にデジタルコンテンツの取引の履歴を記憶させる事で、その所有者が明確になりこれまで容易に複写や転用が可能であったテキスト画像および動画といったデジタルコンテンツに資産的価値を持たせることができるようになりました。NFT市場は今急拡大していて、ゲーム、デジタルアート、仮想空間等と色々な分野への応用が期待されています。

②NFTの歴史
 NFTは歴史を辿れば2017年にイーサリアムで誕生した「CryptoKitties」
猫を育てるゲームが最初と言われています。猫のNFT化された画像を集めて、売買して、配合して育成していくゲームです。開発者はあるインタビューでたまごっちを参考にしたと答えていました。
2017年は仮想通貨バブルの最中でこの猫1体に1900万円の価値もつきました。当時は日本も仮想通貨バブルでしたので、ゲーム体験とNFTを掛け合わせ日本発のNFTゲーム「My Crypto Heroes」が出たのもこの頃です。
今NFTアーティスト界隈で話題になっている「OpenSea」もこの頃に誕生しました。ただ、2018年には仮想通貨バブルが弾けて細々と一部のマニアの間だけで行われていました。
そして2020年が契機となります。コロナウイルスで一躍一般大衆に広まったのは「NBA Topshot」といったスポーツ分野との連携です。コロナウイルスでスポーツ業界は大打撃を受けて新たな収入源を探していたところにちょうどアメリカでは量的緩和給付金が重なり、NBAトップショットが大人気となり一般大衆にも受け入れられてきました。NBAトップショットもクリプトキティを作ったDapperLAbsが開発運用しています。

➂最近の動き
NFTはデジタルデータにする事で劣化せず、資産価値を持たせる事ができるという特徴があるのでIP(日本が強い知的財産)とすごく相性がいいので
▼最近ではIP(知的財産)ホルダーが参入しています。
・CAPCOMが「ストリートファイター」NFTアイテム販売21年2月
・集英社が「ONE PIECE」の原画に所有証明書をNFTでくっつけました9月
・スクエアエニックスがLINE上で資産性ミリオンアーサーのシール発売10月

現物商品の移動しなくていいのでインターネット流通との相性も良い
▼大手の企業もNFTを活用したマーケットに参入
・ヤフオク上でNFTの取引が開始(LINEブロックチェーン上)
・楽天NFT22年4月、楽天IDと紐づきNFTの発行や取引
例えば楽天ブックスで買ったら著者のサインがNFTでもらえるとか
・メルカリもメルコインを金融庁に申請

NFTの法整備や権利関係についての法解釈がまだ整っていないのでまだ未知数のところがありますが、これだけ大手企業も参入してくるともう数年以内にNFTは一般大衆化していくのではーと思っています。

そんな時代背景の中、今日お聞きのみなさんはNFTリテラシーは高いと思いますが、実際に作ってみるーなんてのはまた一段ハードル高いですよね。
あらゆるデジタルデータがNFTにできるのですが、私はイラストや映像制作を生業にしているのでNFTを作るーみたいな事をやっていきましょう。

3. イラストを描いてみよう

①アドビフォトショップ

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もし本格的にイラストをやりたいならフォトショップ一択です。プロの現場ではフォトショップがデフォルトになっている事が多いので(少なくとも私の現場では)おススメします。又、アドビは日本だけでなく海外でもマーケットシェアは恐らく一番ですので、NFTのマーケットと相性も考えるとフォトショップかなと思います。
昔は買い切りだったのですが、今は月額性になってます。フォトショップだけなら1000円ぐらいです。私は動画やイラストにも使っているのでアドビのプレミアや、アドビのアフターエフェクツも使う事があります。
今後、イラストを恐らく後述しますが、GIFや動いたりするって事を視野に入れていくと、自分のイラストを動かしたら効果をつけたりできるのでアドビがおススメかなと思います。

②クリップスタディオペイント

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アニメ作成やイラスト作成にて多く使われているのはクリップスタジオペイントと言われるイラスト作成ツールかと思います。美術学校とかでも導入しているところが多いので、割と今聞かれている絵師さんは多いのではないかと思います。機能的にもフォトショップ単体と比べて決して見劣りする事はなくて、一通りできます。※私も使った事ありませんので詳しくありません
値段は一括払いで5000円、月額で480円とかなので安いです。もちろん無料体験版もあります。

3.SAI(サイ)

これまで2つは割とプロ仕様で色々な機能があるものですが、SAIは導入版です。PCの機能でペイントなんて簡易機能ありますが、あれをバージョンアップしたぐらいの感じです。昨日少なくて逆に分かりやすいので使っている方もいます。簡単なイラストならばこれで十分かと思います。
ただ、これはウィンドウズしか対応してません。
買い切りで5500円です。

他にもアイビスとかピクシブスケッチとか、機能と値段のバランスを見て選択するのが良いかと思います。ほとんどのツールが無料期間ありますので、1度全部使ってみて使いやすいやつにすればいいと思います。

④ドットピクト
これは、完全にスマホで誰でもすぐに簡単にドット絵が描けるといったものです。アンドロイドでもアイフォンでも両方いけます。これまで紹介したPCツールでももちろんドット絵は作れますが、そこまで本格的じゃなくて試しに・・という場合はスマホで簡単に作ってみるのもいいと思います。
他にも「ピクセルアート」や「8bitペインター」など使ってみましょう。今紹介したものはいずれも無料です。

⑤TiltBrush(チルトブラシ)

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3Dアートの世界については、今年の3月に日本のVRアーティスト
せきぐちあいみさんの作品が1300万円で落札されたとニュースがありました。3Dアートバーチャル空間に絵を描いていくアートですが、ヘッドセットを取り付けて作品を描いていきます。

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3Dアートは今後もメタバースとの相性も良く可能性は高いですね。

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oculus のヘッドセットを装着して作品を作っていきます。独自の操作性があります、私もやった事ありますが、慣れるまで大変ですが、効果や色彩が自由に設定できるので、それっぽく見せる事は可能です。まだこれからチャンスある分野だと思います。


4.NFTの活用と未来への妄想


NFTの利用の幅は広く、今後こうなっていくんじゃないかーと私個人の見解を述べていきます

❶イラスト/写真フェーズ
今はこのフェーズです。みなさんタイムラインを見ていると流れているのはカワイイイラストやすごく上手な絵です。私よく海外のNFTスペースも朝聞きながら通勤しているのですが、海外はアーティスティックなイラストが非常に多いなぁという印象です。文化の違いもあるかと思いますが、かわいくはない。日本のアーティストさんのクオリティ、又強いIPコンテンツは海外で評価されるポテンシャルはあります。

   ※私のイチオシアーティストさん@minoNFTさん
❷動画フェーズ
今web2.0世界ではyoutube、tiktokと動画が席巻しています。これをNFTとの相性と考えた時に、動画をコンテンツとしてマーケットで売るというのは想像しにくいです。出たとしても教育用のコンテンツだったり、ネットフリックスのような映画としてのコンテンツ。今イラストNFTが人気あるのは、ファッションとして所有している事を見せるという需要を満たしているからです。動画はそれができないので、可能性があるとしたらショート動画。実際にNBAトップショットは簡易画像です。もしくは購入した人だけが見られるようなものに置き換わる。ビュアブルなんて技術も出て来ています。

では動画の可能性がないかというとメタバース上では成り立つ。


❸メタバースフェーズ/3Dアート/3DCAD
メタバース上で機能する動画は需要が増します。まずメタバースの普及の先ですが、メタバース上で映画館に入って動画を楽しむ、企業のプロモーションが動画で流れる。自分の美術館持っていてテレビが並んで動画が流れているなんてものはメタバース上では可能。
アートも3Dの需要は増加するフェーズがくる

❹その他
・証明書機能(ワクチンパスポート)
・教育証明書機能(トークン)
・繋がりとしての機能
GAFAが強いのは、機能を通じてビッグデータを集めたから。
Googleは検索エンジンを通してユーザーが何を入力しているか、何を検索しているかを把握することができます。そして検索に応じてレコメンドして、Googleで検索したすべての事柄をつないで広告ビジネスにしています。

Facebookも同様にソーシャルグラフと呼ばれるものを生み出し、誰が友達の友達で、誰が高校の友達で、誰が小学校の友達で、誰がお母さんの友達かを表示して、みんなを繋げていくものです。

NFTの世界でこの状況が作りだせるのはトークングラフ(NFTグラフ)
トークングラフとは、人々がどのようなNFTを所有しているかを示すもの。トークングラフは所有しているものによって人間的な繋がりを産む。
「普段はあなたとは友達にならないけど、あなたが「NBA Top Shot」を使っているのを知っているから、友達になってもいいかもしれない」という人たちのネットワークができあがる。それがNFTの機能としてのフェーズであり未来と妄想です。

NFTは誰でも簡単に生成可能です。一部詐欺だとか価値がないという議論になりますが、価値があるものと偽っているから詐欺になるのであってNFTそのものに罪はありません。

多くの可能性を秘めたNFTをまずはみなさん自身の手で作って、まずは簡単なイラストからやって身近に感じて頂きたいと思います。

バイバイカーくコ:彡


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