未完成婚、妬み期。
私は、自分のことを、
「子供が欲しいか欲しくないか、真剣に考えなくてはいけない身分」
だと思っていました。
そもそも夫とセックスをしたことがない、という圧倒的な事実に伴う劣等感は半端なかったです。
外を歩いて、
子連れの人たち、いわゆる「ファミリー」を見て、
結婚して、子供つくって、できて、産めて、
おめでとうって言われて、
他人にも子供いると楽しいよとか言って、
何も知らないで、
そんな風に生きてるなんて、
なんてオメデタイ人たちなんだ、と、ひたすら妬んでいた時期がありました。
そりゃあ、子供がいる人、いない人、その他色んな人たちがそれぞれの苦労を抱えていて、それぞれの課題があって、
一滴も涙を流していない人なんていない、そういうのは想像できます。
でも、なんだろう、イメージでした。
自分を苦しめていたのは、自分が想像する、自分を支配している、頭の中の、イメージ。
きっと、私より、この人たち、幸せなんじゃないか。
負けて、悔しくて、勝てなくて。
勝手に被害妄想、と言えばそうかな。
辛かった。笑
でも、チャンスをもらえたんだと思い直しました。
きっと、私がイメージしている「ファミリー」な人たちは、
私が考えていることを、考えるチャンスなく過ごしているんじゃないかって。
(この発想が、めっちゃ妬みだけど。わはははは!でもよいのだ!笑)
私は、私だから、考えるチャンスをもらえた。
子供、本当に、欲しい?
本当に欲しかったら、人工受精だってあるよ?
セックス、したい?
子供ほしくないけど、したい、は、あり?
自分は、どうしたいのかな?
誰としたいのかな?
処女なのが、嫌なのかな?
自分を肯定できないのが、嫌なのかな?
夫婦って、どんなことをすれば、夫婦なの?
他人の姿を見て「妬む」を超越させるために、たぶん、私じゃなかったら考えなかった「生き方」について、考えるチャンスを掴んだと捉え、少し強気で、この環境に挑もう。
そんな風に、前向きに。
きっかけは、そうだな、
同じように未完成婚で悩んでいる人たちの表現を、本や、ネットで見ることができて、
私だけじゃない、って安心したところから、かもしれません。
私だけじゃない。
私は異常じゃない。
いや、違う。異常で結構。
じゃあ、どうしたい?
ズタボロだったけど、少し、歩んだうちに、その時間のひとつに、妬みが入っていたんだろうな。
それも、大事な時間なんだなって。
だから、全然、後悔はしていないの。
このあと、色んなことを、少しずつ知れたし、
今も続いているからね。
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