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きもちが溢れたときのダイアローグ

今夜8時から、久しぶりにオープンダイアローグを受けます。といっても、私自身の陽性症状よりも、パートナーである夫との関係がぐらついていて、自分1人でいるときにたまらなく辛く感じることが中心にあります。

私だけの問題ではなく、夫自身も相談できる相手が思い当たらないという、社会から孤立して、2人と日中ほんのわずかな時間を共有しても、個人的なことには立ち入りようのない社会での関係者とという都会の中の過疎。

そのようなわけで、オープンダイアローグトレーニング基礎コースの仲間に出動していただいて、今抱えている夫婦の問題を対話で紐解いてみようという集まりになります。

ファシリテーターの1人に知らない方とはオンラインで話をすることに不安を持つ方がいて、当初考えていたようなフルスペックでの対話は叶いませんでしたが、強力な助っ人が数名確保できたので、あとは対話あるのみ。

結果として何が得られるのかはわかりませんが、とにかく孤立して悩むことから誰かの声が入ってくることへの期待と安堵感。これは、1人で妄想をめぐらせて解決にならない回答を引き出してはまた問題を起こすというかつての流れから、とりあえず誰かに投げて、他の人の感じ方を知るという跳躍があります。

オープンダイアローグの中で起こるこの意外だったり妥当だったりする着地点への跳躍が、2019年9月に最初のオープンダイアローグを受けてから、何度も何度も繰り返されて、私を支える力となっています。

今回の主役は、私の困難だけというよりも、夫自身の抱える他者との距離感の問題だったり、直接的には、夫の民生委員としての仕事といいながら誰にも頼れずに我が家の生活に影響を与えていることであるとか、幾つか誰か他者から見たらどんなふうに考えられるのだろうという問題があります。

統合失調症へのオープンダイアローグから、現在病気の症状は治まりつつあるのに、社会的にはまだ不安定な私の心の問題を扱うことによって、まだ病名というスティグマを持つ前の段階へのダイアローグと似たような意味を持つ場になると感じています。

この結果を踏まえて、次は社会課題としての生活困窮者支援(今回問題となっている夫の仕事のようなもの)をどうしていったらいいか、市議会の健康福祉常任委員会の委員をされている議員さんも巻き込みながら、自分たちの生活圏をよりよくしていくような運動に発展させるきっかけとしていきたいです。


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