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ぼぐロコくん。2

夫の実家にいたはずのロコくんは、ある日突然帰ってきました。

なんでも、実家を訪ねて義弟と話していた夫が、義弟が私のことを嫌いだと話した(その頃はまだ私の病気がわかっておらず、ずいぶん迷惑をかけていたのかもしれません)のに腹を立てて、そのままロコを引き取ってきたというのです。

そこからまた、人間2人と犬2頭の生活が再スタートとなりました。

ただ違ったのは、ロコはすっかり大人になり、以前のようにむやみやたらに動き回らなくなっていました。

自分を犬とは思っていないジュリアとは、相変わらず距離がありましたが、それでも慣れというか、なんとか一緒に暮らすことができるようになってきたのです。

ジュリアも子犬の頃お世話になったドッグトレーナーの方に、2頭立てでの散歩のレッスンを受けて、2頭いっしょに散歩させることもできるようになりました。

ドッグランで、2頭を遊ばせたり、犬連れで泊まれるペンションに行ったり、犬連れOKのアウトレットで遊んだり。関東ではわりと見ることが少ないパーティカラーのジュリアと、愛らしい顔をしたロコの姉弟は、人目をひくらしく、よく声をかけてもらえました。

2頭の距離もだんだん縮まって、私たちも、犬の世話に慣れて、仲良く暮らせるようになったので、旅行や里帰り、時間の余裕があったときには、フェリーに乗って北海道まで行ったり。血の通った家族のように私たちは暮らしました。

つづく

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