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独り占めしたいお友達

先日、友達と行きつけの喫茶店で珈琲と
美味しいピザトーストをいただいた。
その友達とは高校からの知り合いで
進路が違っても会っている唯一の存在だ。
少し変わってはいるが人の気持ちを
誰よりも理解して行動できる優しいやつだ。


私は昔から交友関係については
狭く深くをモットーにしている。
人数こそ少ないものの1人1人との交友は
とても大切にしている。


ただ、そんなお友達にも
別の交友関係があるわけで。
なかなか予定が合わない事もしばしばある。
そういう時に友達を独り占め出来たら
いいなぁって思ってしまう。
こういう思考に陥ってしまうの
結構やばいんだろうなって思うけど、
親友との楽しい時間をひたすらに過ごしたい
気持ちだけが先走っちゃった結果だ。
しょうがない。関わりが深くなる中で
俺にはこいつしかいない!
っていう恋人みたいな心情になってしまった。

この思考になった事を珈琲を嗜みながら
友人に話した。さすがに引かれるかなって
思ったら一言。

「奇遇だね、俺も同じような事思ってた」


自分でも考えていた事だから、
なんとも言えなかったけど、
人の口から聞くとめちゃくちゃ
気持ち悪いなぁと背筋にとんでもない
寒気を感じたのと同時に、
あ、やっぱりこいつと友達で良かったなと
つくづく感じた昼下がりだった。

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