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2/3 健康日記

しばらく何も投稿していなかったので、日記ですらリハビリのような氣分で書かねばならん事態になっている。かれこれ年明けは全くnoteを書いていなかったのではないか、下書きだけは少ししたのだが。
元氣か、と訊かれるとそうでもない。2022年分の不摂生が爆発した状態、というか、あるいは生まれてからの不摂生かもしれない。不摂生、悪環境、混乱と混沌、そういうものを溜め込んだ肝臓、あるいは東洋医学で言う肝、を治し始めることに成功しているのだが、まあ、治れば治るほど先の長さを実感する。
年が明けてからか?いや、多分、年末か。メタトロンなる検査を整体院で受けてきたのである。頭に装置をつけてしばらく待てばあら不思議、内臓の不調から自分に合う食べ物合わない食べ物まで、いろんなことを詳らかにしてくれる便利機械である。それを受けてきたわけです。で、結果をみたところあらびっくり、肝臓の数値がものすごーく悪かった。”肝臓だけ悪い”と言っても差し支えないレベルである。腸もきれい、腎臓もきれい、胃もちょっと悪いところあったけど、肝臓がダントツで悪い。あれっ腎臓もう悪くないの?!肺も特に異常ないの?!んで合う食べ物合わない食べ物見てたらコーヒー、圧倒的に合わない。ここ二年くらい好きで飲んでたけど、うん、いやもともと合わないことはわかってたよ、仕方ねえ諦めるか、外でたまに飲むぶんにはいいだろ……あ、米もだめじゃん、食べ過ぎたのか?いい方だと昆布食えって、あと炭水化物で大丈夫なのはいもとかぼちゃ、あとは蕎麦。肉は羊と牛肉、野菜はほうれん草とか玉ねぎあたり。ふうんなるほどね。
で、しばらく肝臓に効くサプリとか試してみてたわけです。iHerb(海外サプリの通販サイト)で前に買った肝臓デトックスのサプリとか、ドラッグストアで見つけた牡蛎ウコンのサプリとか。でも、どれも最初はいいんだけど続かない。なんか”もういいや”ってなっちゃう、合ってないのかもしれない……と思い始めた時、ああそうだ、”肝じゃなくて胆に効かせなきゃダメなんじゃないの?”などと考え始め、とりあえずドラッグストアでクラシエの抑肝散陳皮半夏を飲んでみたらこれがまあよく効いた。ああなるほど漢方、漢方だ。
灸はやっていたが自分の背中はできないし、漢方でしか手の届かないところってのもあるんだろう、と思って漢方薬局を予約した。
確か電話の二週間後に予約が取れた。その間も大柴胡湯とか釣藤散とか自分で買ってみて試した、なんかうまく體の平衡がとれなかったので。しかしそこはまあ素人考え、大柴胡湯はその症状だと合ってないですよ、とあとから薬局の方から指摘されることになるのだが…。
当日、今飲んでる薬のことから生活習慣のこと、どういうことで悩んでいるのかを薬局の人に聞いてもらった。夜遅くなったり時間が不規則な職場でな~んかストレスというか、変な食べ方してるんですう、合わない仕事してるときは酒の量が増えたりしてますう、などなど。診断は瘀血だった。血がどろどろになっている状態である。ストレス、甘いもの、油ものの摂りすぎ。あとは生活が不規則だとなりやすいらしい。
いや、生活が悪いのはわかっていたのだ。だから今月から仕事も変える。昼過ぎには上がれる、平日だけのパートに誘ってもらえたので、そっちに行ってみることにしたのだ。それなら家に帰って17時に夕飯食って風呂入って20時には眠れる。一昨年な~んもしてなかった時期はそうやって生活を回せていたので、そこに戻りたかったのだ。時給がちっと高くても、生活不規則で體壊したら薬代で最低時給割っちまうしな。は~やだやだ。
まあこの一年めんどくせー職場で働いてみたのは社会勉強というか、どいつもこいつも疲れた顔でおかしな理屈並べてるけどどういう環境にいればこうなっちまうんだろうな、というのと、あとは自分の治った體の耐用実験、丈夫にはなったつもりだけれどどんなもんかしら、ってのを知りたくてやってたので、まあもうやるべきことはやったのである。つまり今の世の中やらなくていい仕事を膨れ上がらせて、光も当たらん鶏小屋に閉じ込めて、特に愉しくもねえとこで卵産ませられてるだけなんである。うっ、日光に当たりたい…静かなところでごはん食べたい…。緑豊かな場所でばさばさと羽ばたきたい、そんなことを夢見ながら適当に労働してきました。ええ。
で、処方されたのはコタローの抑肝散加陳皮半夏、イスクラの冠元顆粒、それと田七人参。
抑肝散、クラシエのも飲んだけど、コタローのはなんか美味しい。飲むたび毎回”美味しいなあ”と思ってる。ってことは體に合ってるんだろうけど、あとどれだけ飲めば美味しくなくなるんだろうな。たまに冠元顆粒の方が美味しい時もある。
抑肝散と冠元顆粒、一緒に飲むとよく効きますよってことで毎回一緒に飲んでるんでどっちがどっちとも言えないんだが、まあ飲み始めた途端によく効いた。さすが肝臓以外悪いところないし西洋薬も突っ込んでないだけある、私の體優秀だわね。肩の筋肉もほぐれてきたし、あとはふくらはぎの下の方、油で固くなってたようなのがほぐれた。ああそうか、油もん食べ過ぎだったな、と反省した……弁当に入れるには炒めモノが丁度よくてついつい油過多になってしまっていた。鉄のフライパンだから余計かな。冬だし蒸し物に転換しようと思う、そのうち時間のある時に無印で蒸籠せいろを買ってこよう、前のをカビさせちゃって以来全然蒸し物できてなかったんだよね。
冬も本番でくそさみい。
やーっと雪まつりに足りるだけの寒さと積雪が揃った感じである、我が街札幌……。どかっと雪が降ったおかげで今日は除雪しても道幅が足りてなく、乗ったバスは結局50分遅れで停留所に着いた……ちくしょう、家へ帰れねえ。バスを降り車道とバス停との間にこんもり盛られた雪をモンベルのブーツでずぼずぼ踏みしめ歩道へ出る。
今の札幌はそんな感じ。
で、処方してもらった漢方はよく効いたわけだ。この一年の自分の肝臓の痛めつけにもよく効いてくれているし、それ以前の……中学、高校、大學あたりでストレス喰らいすぎて変形……今こめかみやくるぶしの組み方が変わってきている感じがあるし、歯並びもまた良くなってきている…しちまってたのも、同時に治してくれている……肝の調子は筋や爪に出るというが、手の爪の根元、半月が少しずつ見えるようになってきたし、爪の彫り…というのか、指の肉と爪の境目がはっきりしてきた。腕の筋肉もどんどん緩くなってきて、扱いやすい。ピアノで言えば小指ド、親指オクターブ上ミ、のポジションがやりやすくなった。このまま効けばドーファも夢じゃないかもしれない。ドーファが出来たらなにが弾けるのかわからんが。
しかし仕事のストレスも侮りがたく、あるいは過去のトラウマが掘り起こされて食欲に向かっているのかもしらんが、まあ今、とにかく食ってる。昨日は仕事帰ってから鍋焼きうどん自分で作って食べた後に豆腐一丁食べてそれからバームクーヘン3分の1くらい食ってたしな…。そして帰る前にたい焼き1ヶといちじく一袋も食べたと思う。ちょっと食欲がぶっ壊れてる。まあ、多分先が長いんだと思う……肝臓が治り切るまで。瘀血が良くなるまで。瘀血が良くなったら氣滞と水滞もね、と薬局の方が言っていたので本当に長い。肝臓が良くなれば視力が良くなるはずだ、とも思っているが、まだ全然視力も上がってこない。
良くなる余地があればあるほど、”今までどんなに悪かったんだよ”と思わずにはいられない。
たまには誰かに優しい言葉をかけられたい。
一人で踊るのもいささか疲れた。
いや、疲れているのは胃袋と肝臓だが。
私の人生がとても大変だったことを誰かに認めてもらいたいが、その誰かなんてものはまあおれの想像上の、輪郭のない人物なので、まあ妄想というのもままならない、漫画やアニメのキャラクターで代用しようという氣にもならない。
まあ仕方ない、まだまだじたばたしているさ。
そのうち春も、来るだろう。

おこづかいちょーだい!