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小山陽子
2024年3月7日 17:21
理想の女性について左馬頭は一家言あり、長々話し続けています。その間、源氏は心の中で藤壺の宮を思っていました。光り輝く理想の女性・藤壺に手の届かない苦しみで胸はいっぱいです。とりとめのない女性談議は朝まで続きました。紀伊守の邸へ翌日、源氏は妻の実家である左大臣家へ向かいます。妻・葵の上は源氏より四歳上の気位が高い女性で、結婚当初からよそよそしい態度を崩さず、源氏は物足りなさを感じています。