システム、AI導入におけるスタッフのあり方
最近はどうなのだろう
ITの活用として、スタッフ社員一人に1台のPCがあるのが当たり前になっている。
PCを与えられることが当たり前のスタートラインになっている。
以前の当たり前だった、手で図面を描いてきた人にとっては、CADなどの導入により開発リードタイムが大幅に短縮されたことは知っている。
新人はそのことを知らず、何が効率化したのかを知らずに、与えられたことの処理だけにPCを使っているだけになっていないだろうか?
学生時代にPCを使い倒してきたのであろうと思っていると、「大方のことはスマホでやってきたのであまり知りません」という。
「おいおい、話が違うぞ」という場面がなん度もあった。もちろん全員ではないが、違和感は拭えない。
実績などの入力作業は当たり前に使っているが、作業ではなく問題を分析し、対策検討につなげるように活用してもらいたい。
ノート一冊200円とPC1台15万円の投資の違いを理解して十分活用してもらいたいものだ。
DXを進めていく上で
事務工数の削減、作業生産性の向上、クラウドサービスなどを使ったプロセスの大幅削減、質の向上、サービスの向上などどんどん具体化していると思います。
そんなことを多く取り入れながら、PCの前にいる時間は減っているのだろうか?個人の作業生産性はどうなのだろうか?
残業は確かに減っていると思いますが、8時間の定時内業務の密度はどうなっているのかな?と思います。
なぜそんなことを言うのかというと、事務部門に業務フローを尋ねると具体的なモノが出てくることが少ないからです。
事務部門でも、「工程」という考え方は重要です。
どこで情報を得て、加工して、新たに解析した情報を、いつまでに誰まで行き届かせる。
こんなことが整理されているだけ滞留リードタイムは随分短縮されて、遅れ進みがみえてくるようになる。
スタッフへの期待
現場は汗をかいて「商い」を成立させている。だから「安全」「品質」にこだわる必要がある。それをしながら作業生産性を高めて、残業抑止や人員の調整を必死に取り組んでいる。
スタッフは、改善やDX推進などで残業は抑えている。
ただ、彼らには人員調整は多くは行われていない、業務の応受援程度だ。
この先AIのビジネス活用によって、さらなるプロセスの効率化、自動化、データの分析・予測、文書作成などが大幅に軽減されていくであろう。
であれば、今いるスタッフはフル活用し、その人員の労働人の質と充実を図り、「新規顧客の創造」「新規アイテムの開発」などを進めることで現場とスタッフの連携調和をDXを通じて進めてほしい。
現場が「汗」を流し、仕事を成り立たせているうちに、スタッフは「知恵」を使い創造性を高めてAIを使い続ける存在でいてもらいたい。
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