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プライド高めの息子。母としてどう関わるか。


うちの息子は5歳になる。4月からは小学1年生だ。

息子が3歳の時は、よく保育園でお漏らしをしていた。

4歳になると、お漏らしも自然と減り、
失敗することが減った。

ある日の朝、お漏らししたパンツを隠して
自分でパンツを履き替えていた。

彼なりにプライドがあったのだろう。

息子に、私は優しく
「失敗してもいいよ。ママはお漏らししても、〇〇(息子)のことが大すきだよ。」

と声をかけた。

息子の不安そうな表情が、
ぱぁーっと安心した穏やかな笑顔になった。

そんな息子が5歳になり、
運動会で竹馬を使う競技があり、
練習をしていた。

保育園の先生から、
「練習したら出来ると思いますが、なかなかやる気にならなくて。」
と、保育園では息子はやる気を見せず、練習が進まなかったそう。

自宅に竹馬を持って帰り、練習をした。

息子は夫や義父と竹馬の練習をしても乗れなかった。それどころか、竹馬に対する苦手意識が芽生えてきていた。

保育園では、乗れる子が増えていたようで、
家に帰って来ても、
息子は竹馬の話をしなくなり、それだけで

保育園の練習がひとり上手く

行っていないことが分かった。

私も2人で練習する時には、場所を公園に変えてやってみた。

そして、息子に伝えた。
「失敗したっていいんだよ。最初は誰でも失敗するから。ママと一緒に練習してみよう。」

偶然、近所の顔見知りの家族が来て、
3歳くらいの可愛い女の子が
竹馬を練習する息子をずっと応援してくれた。

すると、息子は竹馬の練習に
やる気を見せ、 

何と一歩歩けた。

そこから、出来ると分かった息子は、
保育園でも竹馬の練習に前向きになり、
遂には乗る事ができた。

息子は単純なのか、プライドなのか、笑

できないと思いこんでいる間は
練習も打ち込めない。
失敗するのが怖いのかもしれない。
勝手にプレッシャーを感じてしまうのかもしれない。

でも一緒に向き合うと、頑張る。

一旦息子の中にいるしこりのような
成功させないとというプライドなりプレッシャーの塊をほぐしてあげること。

母として出来ることは、
それと竹馬を支えるくらい。笑

5歳児には、
乳幼児のように手をかけるのではなく関わり方が変わっていると実感する。

失敗も出来ない自分も経験させる。
そんな息子も認めてあげる。

そして、驚きなのは、
女子の黄色い声援があるともっと頑張る。笑
異性の力?ギャラリーの力はすごい。笑



5歳にして、ひとりの立派な人間だと感じる。

先週運動会があり、
乗れるようになった竹馬を無事披露した。

運動会当日には、
随分と長い距離を竹馬で歩けるようになっていた。


私達の見えないところでも練習をして、
足には豆が出来るくらい練習をしていた息子。

そんな素ぶりは見せず、

本番も女の子達と笑顔を交わしながら
竹馬を披露していた。やるやん。


私は、ビデオを撮りながら
その息子の成長に感動して涙した。

息子にとって
出来ないと思っていた事ができるという
体験をしたことが、
どんなに自信に繋がったか。

竹馬を通して、親子も成長した。

身の回りのことがある程度出来るようになった
息子にこんなに、つきっきりで一歩一歩
歩行を手伝うなんて。

久しぶりの感覚だった。
歩けるようになった息子の
小さい手を引いて
ちょうちょやダンゴムシを探しに
散歩していた時以来かもしれない。

赤ちゃんのあんよも竹馬も、
タイミングを合わせないと転ける。

竹馬を通して

私達家族の大切な思い出になった。

息子を成長させる機会を作って下さった
保育園の先生方。本当にありがとうございました。

これからも、息子の
出来ることを増やしていく
お手伝いをしたい。

最後まで読んで下さりありがとうございました☆
参考になれば幸いです。

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