諏訪敦彦監督作品:映画『風の電話』について/斉藤有吾
忘れたい、思い出したくない、放っといてくれ、お前なんかにわかってたまるか、他人事か、このまま風化させてしまってはならない、同じような体験をしても受け止め方は各々違うって、頭ではわかってるのに、私よりも、アナタよりも酷い被害に遭った方々がいる、私なんかが、アナタが傷付いて落ち込んでいる場合ではない、この線から向こうには助けがあり、この線からこちらは自力で頑張りなさい、、、否、誰だって、傷ついていいよ。傷つくのにライセンスなんて要らない、だって、もう傷ついてるだろ?他人と比べなく