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【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【駿河台大学】


今回の記事では大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います。


箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路位 5時間30分51秒
1区 S・レマイヤン 6位 1:01:34
2区 新山舜心    21位 1:10:13
3区 古橋希翁    18位 1:03:57
4区 東泉大河    14位 1:02:52
5区 倉島啓人    5位 1:12:01
2回目の箱根となった徳本監督は1区から仕掛けてきましたね。1区にはまさかのレマイヤンを配置し、ハイペースの展開を自ら展開。できれば優勝争い以外のチームとは引き離したかったところですから少し惜しかったですね。
2区を走った日本人エースの新山舜心ですが箱根予選ではほぼ同順位だった並木についていけず計算外区間21位。この時点で2大エースで19位とだいぶ計算外が重なったと思います。3区の古橋希翁は後ろから来た実力者に抜かれるも粘りの走りで63分台、4区の時期エース東泉大河は62分台と活躍しました。最大のサプライズは5区の倉島啓人。区間5位で登り5人抜き、シード権内とは34秒差まで迫りました。

復路雑感

復路21位 5時間36分07秒
6区 塩路悠耀 23位 1:01:44
7区 藤井空大 21位 1:05:39
8区 岡崎樹  12位 1:05:37
9区 長田拓巳 21位 1:12:40
10区 久保俊翔 13位 1:10:27
初めてのシード争いで迎える復路。期待を背負った6区塩路は序盤に繰り上げの集団からおくれ区間23位で7区へ。続く7区を走った藤井空大も区間21位と苦しみます。気を吐いたのは8区岡崎樹。難コースを区間12位で好走。しかし9区の長田拓巳は区間21位。ここで繰り上げになってしまいました。
異例のルーキー10区となった久保俊翔は繰り上げの集団の中でトップを走り続け最後スパートで中央学院の主将に負けてしまうものの区間13位と好走し来年以降のポテンシャルを明らかにしました。

今回の箱根総括

さて順当にいけば戦力的に厳しかった中で5区の活躍により往路でではシード争いに食い込むことができました。ただ復路のスタートで苦しみ復路は繰り上げに戦力の厳しさが見えました。今年の3年生の世代に非常に戦力が集中しているので、今年は4年生の飛躍に期待したいところですよね。

来季の目標

来季の目標ですが今年は周りの予選会校の中で卒業生への依存度がかなり高かった学校もあるなかで1人エースの新山舜心のみ卒業、まず全日本大学駅伝出場、予選会上位通過、箱根往路でシード権内に入ることをまず目標にしたいところだと思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代が苦しんでいるのですよね。現在チームの中で戦力として数えれるのは、佐々木瑠希と加藤亮太でしょうか。両者ともに64分台のハーフのタイムがあり予選会でも走ってほしい選手たちです。あとはなかなか厳しいのですよね1万m30分台の牛澤彗・黒田光・濱本零士などが戦力候補になってくるのでしょうか。

新3年生

この世代の充実度は国士館に近い高さを見せています。エースは東泉大河となります。2月にハーフで61分台をマークし卒業した新山に代わる新たな日本人エースとなりそうです。63分台のハーフPBを持っているは長田拓巳・塩路悠耀・岡﨑樹は予選会でも箱根の平地区間でも主力になってきそうでしょうか。特に岡﨑樹は復路8区を攻略し箱根予選でも好走しました。
28分台に迫る1万mの持ちタイムを持っている藤井空大などまでは戦力になりそうか。
動向が心配されるのはHPの部員名簿から名前がない倉島啓人。箱根5区区間5位のサプライズを見せ、駿河台の躍進のためには彼は不可欠な戦力といえるといえます。
また16人エントリーに入った沖勘太郎、早稲田蓮、29分台を持つ伊藤太雅、永井蒼己などもいるため人材豊富ですね。

新2年

この世代が新年度に向けて伸びしろが1番大きそうか。すでに主力の仲間入りを果たしているのは留学生のレマイヤンと古橋希翁。古橋希翁は箱根予選で二桁順位に入り、本戦でも3区出走。3年の東泉と並んでエース級の活躍が求められます。レマイヤンは27分台の持ちタイムを持っており箱根2区でも66分半を確実に計算できるエースです。
もう1人箱根を走った久保俊翔も主力候補。難コースの小江戸川越ハーフで63分台を出し1年生ながら箱根10区で区間12位と他校の中堅選手と対等以上に渡り合いました。
もう1人紹介したいのは13分台で駿河台に入学した大橋正昊です。怪我でかなり戦列を離れていましたが、4月の関東私学対抗戦でレースに出ており夏場を越えて徐々に戦力になってほしいところ。

戦略と課題

全日本予選に向けた戦略

全日本予選に向けてですが、前提としてですがレマイヤン・古橋希翁・東泉大河・久保俊翔ら主力らが全員しっかり活躍したうえで慶大記録会で台頭してくる選手などがしっかり活躍してくれないと厳しいでしょう。4組をレマイヤンと古橋希翁、3組を東泉大河と藤井空大、2組に久保俊翔を入れて全員が各組20位以内には入れれば通過が見えてきます。あとはレマイヤンは日本人2位の選手に負けないことが1つ目安になると思います。

箱根予選に向けた課題

箱根予選では今の戦力構成上、レマイヤンを全体TOP集団、東泉と古橋を日本人TOP集団で戦わせて全体50位以内、それ以外の集団を15㎞45分30秒程度の集団で戦わせて15㎞~20㎞の間でのビルドアップを狙う戦略になるでしょう。その場合、岡崎や久保、長田と塩路の4人にはビルドアップでタイムを稼ぐ役割を担う必要があります。逆にこれがすべて成功すれば確実に上位通過が視野に入ります。

箱根に向けた戦略

箱根に向けてですがまず課題に挙がるのは、6区と9区ですよね。6区の経験者は区間最下位で平地の実力も考えるとできれば別選手を建てたいところです。3000mSCが得意種目の坂本滉斗らが候補に挙がってきます。
9区を挙げましたが要するに復路の選手層の拡充ですね。成長を見せている塩路、岡﨑、長田などがもう1皮むければシードも狙えて来ます。
あとはやはり倉島啓人ですよね。同行が心配される彼ですが箱根での働きはエース級です

キーマンとなる選手

やはりまずは再三挙げている倉島啓人です。彼の動向いかんで大きく箱根に向けての戦力は変わってくるといえるでしょう。
あとは3人の2年生、大橋正昊・久保俊翔・古橋希翁ですね。古橋と久保は主力選手としての働きが求められますし、大橋正昊が本領を発揮すればかなり大きい戦力の上積みになります。
あとは藤井空大でしょうか。彼が20㎞のレースで結果を残してほしいところでしょう。

あとがき


今回は来季の駿河台大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。
次回は中央学院大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。


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