【日本1細かい?】箱根駅伝まとめと来シーズンに向けて【法政大学】

今回の記事では大学の箱根駅伝の結果まとめと雑感。そして101回箱根シーズンへ向けた展望を話していきたいと思います

箱根駅伝雑感と総括

往路雑感

往路9位 5時間29分03秒
1区 宮岡幸大  14位 1:02:03
2区 松永怜   11位 1:07:33
3区 野田晶斗  17位 1:04:07
4区 小泉樹   12位 1:02:48
5区 細迫海氣  8位 1:12:32
区間10番以内1区間で往路9位はさすが坪田監督。駅伝巧者ですね。1区を何とか耐えると2区、3区区間順位はパットせずとも順位を上げる走りで12位で4区へ。帰ってきた主力選手の小泉が順位を2つあげ5区で山に入ると3回目の山登りとなる細迫は後ろからきた菊池とうまく並走し往路9位で終えました。

復路雑感

復路4位 5時間27分32秒
6区 武田和馬  1位   58:02
7区 矢原倖瑛  9位 1:03:44
8区 清水郁杜  9位 1:05:21
9区 稲毛崇斗  6位 1:09:51
10区 宗像直輝  14位 1:10:34
復路4位は見事ですね。6区満を持して登場の武田和馬が58分02秒でしっかり稼ぎ頭の役割を果たすと、7区、8区、9区を他校と競り合いながら7区63分台、8区65分前半のタイムでしっかりとつなぎ区間で強さを見せます。9区稲毛は2年ぶりの箱根を69分台区間6番で走破し10区の主将に繋ぎ、10区は國學院と競り合いながら宗像はラストスパートも見せ6位のフィニッシュしました。

今回の箱根総括

常に苦しい台所事情を強いられる法政ですが今大会もうまくやりましたね。これで3年連続シード獲得です。大島史也などの主力が直前で離脱するなどアクシデントもありましたが小泉樹の復活や監督自身の駅伝力の高さがこの成績につながりました。
やはり武田和馬や稲毛崇斗など稼ぎたい区間で稼げたのは大きいですし来年も武田を6区に置けそうなのも非常にプラスだと思います。
ただやっぱり往路の個々の区間順位は物足りなくかんじますね。宮岡を1区に置かざる置かざるを得なかったところに苦しい台所事情が見えます。

来季に向けての戦力分析と目標

来季の目標

来季に向けてですが目標は全日本出場+全日本と箱根シード権の獲得だと思います。卒業する区間が2区、5区、9区、10区と重要区間ばかりだったので今年は育成の年になるのかなと思います。

戦力分析(新入生を含めない)と目標に向けた課題

新4年

この世代は下級生から主力の脇を支えてきた選手が多いですね。今年の法政のエースは宮岡幸大です。2年生の箱根直前から出てきて今年の上尾ハーフでは61分台に迫りました。
あとはここ1年半の苦境から復活してきた小泉もポテンシャルはエース級ですね。1年生の頃から主力として活躍し予選会ではレース巧者ぶりも発揮。もし小泉が2区に回せるようになれば面白いだろうなと思います。
あとは3年連続で箱根6区を担当した武田はついに区間賞を獲得。平地での強さも手に入れています。
あとは山登りでは前任者の細迫と遜色ないとの評価を受ける高橋、出雲出走世田谷ハーフで63分台を出した安藤らが控え順当に成長してきています。

新3年

この世代少し苦しんでますね。まずはこの世代TOPで入ってきた大島史也。20㎞の距離になかなか対応できずに苦しんでいる印象です。丸亀ハーフでようやく63分台を出しましたがポテンシャル的には62分台前半を期待したい選手ではあります。あとは箱根を経験した矢原倖瑛と清水駿空。矢原は11月に28分台をマークし来年の主力入りが期待されますし、清水も8区で積極的な走りを見せました。あとはチームでの上位の1万のタイムを持つ行天陽虹にも期待がかかりますね。

新2年

この世代は順調に結果を出してますね。まずは箱根3区に出た野田晶斗はアップダウンの強さも評判です。あとは1年生からハーフ64分台をマークした重山史徳や林祐正、3千SCの選手で6区の控えとなっている湯田陽平兵などがいます。あとはこの世代5千mTOPで入学した星野泰地も出遅れていますが期待がかかります。

課題

全日本予選に向けた課題

法政大はこのレースを少し苦手としており最後にっつかしたのは2大会前となっています。いまベストの8人選ぶとしたら宮岡、小泉、武田、大島、清水、行天、矢原、野田の8名になるでしょうか。もう1人位に2年生からの突き上げが欲しくなりますね。関東インカレとのかみ合いもありますからそうなると湯田には頼りにくいでしょうから、重山、林、星野に期待がかかるところです。

出雲駅伝に向けた課題

法政大の出雲駅伝に関してなんですけど法政はこのレースを2人の主力候補のデビューの場となっていますね。今年でいうと行天と2年生の誰かとなっていくと思います。
あとは個人的には出雲は1区と3区意外は結果を追わないのであればギャンブルすべきではないかと思っており、1区小泉or大島、3区宮岡以外は行天と下級生でいいのではないかなと思っております。

全日本大学駅伝に向けた課題

全日本でシードをとるため法政のようなチームの場合には2区までで上位に立ち6区までに遅れず7区にも主力選手を置ける必要があると思います。
区間の重要度としては7区=2区>1区>3区=8区>4区=5区=6区
そのため1区小泉、7区宮岡を固定、3番目に強く箱根でも1区における選手を全日本でも1区に置く必要があるでしょう。候補となるのは大島か野田だと思います。あとは現段階では8区候補になるのは安藤もしくは清水、4区~6区を固めるのは今のところの段階では武田と矢原になるのではないでしょうか。

箱根に向けた課題

箱根に向けての課題で1番最初に思いつく課題としては5区山登りになりそうですね。3年連続で担当した細迫が卒業し第1候補となる高橋も4年生になりもう1人第一候補となりそうな気がしますね。やはり1年生、2年生から出てきてほしいと思います。
あとは1区、3区も重要な課題になりますね。今年の様に宮岡を1区に置くことは難しいですし、シードを獲得するためには10位と最低でも1分半以内にいる必要がありますからここのスタートは大事になってきます。

キーマンとなる選手

戦略上活躍がマストとなるのは小泉、宮岡の2人となりますがその2人が活躍するのは最低限となります。そのうえでカギとなってくるのは大島史也と野田晶斗、矢原瑛倖の3人になってくるのではないでしょうか。3人とも28分台のタイムを持ち1区、3区の候補になってきます。
あとはその年の成否を左右するのは各校の2年生ですよね。法政の場合、野田のほかにも重山史徳、野崎翔太郎、林祐正、星野泰地、湯田陽平兵の突き上げがあればチームも上向いてきます。
昨年よりもエースとしては劣るかもしれませんが主力選手の量は良いので今年の法政にも注目ですね。

あとがき

今回は来季の法政大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきました。苦しい台所事情の中で好成績を出し続ける坪田監督には正直称賛以外の言葉が浮かばないです。
次回は早稲田大学の来シーズンの展望と課題について語らせていただきます。次回の記事もよろしくお願いします。

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