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今、あなたはどんな世界にいますか?

なんだかふと記事を書きたくなった。
何書こうかな・・・

そうそう、今日自分にとっては新しい視点から仕事のことについて考える機会があったのだ。
最近ずっと仕事のことばかり考えちゃう。
しかしこれは悩みや問題ではなく、自分の中での流行りとして捉えておこう。
考えてばかりいるけど、そのおかげで視野が広がったり思い込みに気が付いたりもしているからこの時間をありがたくいただいておこうと思えるようになってきた。


さて、どういう角度から考えたのかというと
自分が世の中に表現したいものごとの手段としての仕事
という見方。
この言い方で伝わるだろうか。
この視点から考えてみると仕事の選び方がもっとシンプルになる気がする。
自分がどんな世界を見たいのか、どんな世界にいたいのか。
そこに到達する方法としての仕事。
すると、自分が望んだり得たいものを得るために仕事がマッチしているかどうかという視点から見直すことができるのではないかと思った。

どこかで聞いたことがある人もいるかもしれないけれど、「こうなりたい」や「これを得たい」の先に自分が何を求めているのかに気が付くことが大切。
生活のために働く、の先を見ること。
その先には”こういう生活をしたい”、”こういう体験をしたい”があるのだから。
もし、今自分にマッチしていない働き方をしているとしてもその経験が何かしら活きてくることはあるし、給与を得ながら研修をしているという感覚で過ごしていてもいいのかもしれない。
何一つ悪いものはないから。
そこで自分が何を学んで何に気が付くか、どう行動するかということだけ。
非常にシンプル。


『将来何になりたい?』
という質問は幼少期の定番の質問。
自分はこの質問が好きではなかった。何になりたいか明確ではなかったから。
可哀想なことにある子は目を輝かせて自分の夢を答えても
『〇くんは公務員になったほうがいいんじゃないかなー』
と大人から言われていた。
『公務員になった方がいい』には、その大人のどんな思いが反映されていたのだろうか。
〇くんは”その夢を叶えた自分がどんな世界で過ごしているのか”きっとそこに浸って答えてくれていたんじゃないかなって今では思う。

『ケーキ屋さん』
と答えた子は大好きなお菓子に囲まれて笑顔いっぱいの世界に
『お花屋さん』
と答えた子は花に囲まれながら人々に幸せを分け与える世界に
・・・これは自分の想像だけど。

それぞれが答えた将来の夢。
その言葉が表す世界がどんなものなのかはその子しかしらない。
だから、言葉だけで分かった気にならないでほしいなって思う。
あの頃、もっとその子たちにどんなケーキ屋さんになりたいの?とか聞いてその子達の世界に連れて行ってもらっていたらどんな世界が見えていたのだろうか?
ワクワクと興奮と幸福感にあふれる世界に連れて行ってもらえたのかもしれないなあ。


小さい頃から自分はどこか俯瞰して世の中や人のことを見ていたのかもしれない。
そして、少しひねくれて見ていたところがあったと思う。
だけどそのおかげで人の心が急速に冷えていく様に気が付けたり、何気ない表情の深いところにある別の表情に気が付く能力の発達に繋がったのかな。
もうみんなが静かに自分自身との繋がりを失っていく様は見たくないから、「どうかあなたの輝きを教えて?」というスタンスになっているのかなと今気が付いた。

私が望む世界は
一人ひとりが自分の魅力を輝かせ、それぞれが望む世界を創造して楽しんでいる世界で穏やかに笑っていること。
そしてその世界の中でどんな体験や学びができるのかを求めている。

これが今の私の望みであり願いである。
それを叶えるためのツールとしての心理学。
それを扱うための肩書としての心理士なのだと思った。
今まで心理職であることにこだわり、プライドを持っていたけれど自分の場合はこの心理職はただの肩書、役割なんだなあと思ったらフッと肩の荷が下りた感覚がした。
心理職になることが夢ではなくて、この領域での経験や知識を使って人々がより自由に幸せに豊かになっていく世界の中で生きていることがどうにも叶えたい夢なのだ。
だから、何になりたいのか分からなかったのかな。
『何者かになる』ではなくて『どんな状態の自分でいたいのか』という質問の方が答えやすかったのかな。
でも、子供にとっては壮大な質問になっちゃうかな(笑)


「本当は、もっとみんな笑顔で生きていていいんだよ。」
「本当に、みんなよく頑張っているんだよ。」
「ずっと奥にしまい込んでいた思いを取り出すときだよ。」
それをずっと仕事で伝えてきた。
なんか、涙がでてきた。

…あぁ、そうか、これが情熱か。
自分なりの情熱なのかもしれない。
これが見つかったらあとはもう少し、この情熱をどう行動にしていくかだ。

ここまで私の思いを読んでくれて本当にありがとう。


今、あなたはどんな世界にいますか?





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