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沼津の海岸で亡くなった赤ちゃんのこと
海岸で焼かれて遺棄された赤ちゃん。
このニュースが飛び込んできたときに現実という鈍器で殴られたような衝撃を受けました。
やっぱり私たちが生きている現世は苦なりなんだと。
こんな理不尽で悲しいことが当たり前に起こる。
それは他人事ではなく自分にも起こる。
ただ今は夢を見ているだけ。
世間では赤ちゃんを捨てたお母さんがどんな境遇で遺棄に至ったのか、そこに関心がいっています。
気になるのはやはり理由。みんなが納得する理由があればニュースは成り立ちます。
しかし乳児はどうでしょうか。
一生懸命産道を通ってようやく生まれた、これからだって時に自分ではどうにもならない力でその道を断たれてしまう。
そこに救いはあるのでしょうか。
そんな赤ちゃんも残らず救い取ってくださるのが阿弥陀様。
浄土真宗を知る前は悲しむだけだったのですが、その事実がある限り今日もお念仏を唱えずにはおれません。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
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