【あまり参考にならないタイプの感想】劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」

【私のコナンフリーク度】
・    コミックスは最新刊のちょっと手前まで読んでいる(楽しみのために読まずに我慢している)
・    テレビ版アニメはあまり観ていないが、新型コロナが猛威を振るっていた頃は、休日の昼間にノンアルビール片手にアマプラでテレビ版アニメを観るのが至福の時だった。
・    映画版は毎年映画館に観に行こうと思っているのに仕事が忙しい時期が重なり、結局三年に一度くらいしか観に行っていない。
・    つまりは「好きだけどマニアと言うほどではない。でもファン歴は長い」

 ガラガラの映画館で観たかったので、4月末の平日の午前中に行くことにした。本当はMX4Dで観てみたかった(私はMX4D自体未体験)のだが、あいにく上演時間に間に合う時間に起きられず(怠惰)、あっさり普通の上映に切り替えた。観終わって思ったけれど、MD4Xを経験したことがないくせにこんな言い方もなんだけど、普通の上映で充分だった。でも観ながら「きっとここで座席が揺れるんだろうな」などと想像してしまった。

 劇場版だからなのか、話が結構難しい。私がちょっと賢くないせいもあるけれど、「ガタイの良いおっさん」がたくさん出てくるため、観ている途中で誰が誰だか分からなくなり、おっさんとおっさんの関係性が分からなくなって少し混乱した。ちょっとおっさんばっかり出てきすぎだと思う。
 一応子供向けの映画なのだろうから、理解できないまま映画館を出ることになったらどうしようかと焦ったが、最終的には観ているうちになんとなく関係が整理されるので安心して最後まで観ることができた。

 怪盗キッドがかっこよかった。私はあまりキッドを意識したことはないのだけれど、いつの間にか応援しながら観ていた。「ゼロの執行人」の安室さんのように、ときめく感じではないけれど。
 あと、あまり言うとネタバレになるからアレですけど、医大生のポテンシャルが高すぎると思う。いや医大生どんだけ多才なんだよ。そんなことまでできちゃうってどういうことだよ。

 後半に向けて盛り上がっていくシーンの中で「いやそれ無理じゃね?」という場面が数か所あります。劇場版のお約束ですね。心の中で突っ込みましょう。

 原作のエピソード(たぶんテレビアニメ化もされている話)を知っていると、ふふっ、と笑える場面がいくつかあり、ふふっ、ってなってから謎の優越感に浸れるのが良かった。

 
 結局面白かった。観に行って良かった。劇場版って推理色が薄いけど、お祭りだと割り切って観れば楽しい。来年もちゃんと観に行こうっと。

【余談】
 映画館に入る前にポップコーンと飲み物を買おうと思ったのに、劇場に到着した時間がギリギリだったので買えなかった。思い返せば私は大人になってから一度もポップコーンを食べながら映画を観たことがない。きっとポップコーンを食べながら観れば、映画気分もより高まるんだろうな。
 そう言えば昔の映画館ではスピンというお菓子が売っていましたね。丸くて、ハンドルみたいな形をしたやつ。同じ名前のスナック菓子もスーパーで売っていた気がする。

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