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モノづくりの本質って?

皆さん、こんばんは。

革職人を目指す24歳、トシです。


今宵は「モノづくりの本質って?」というお話。

僕は平日は会社員をしているので、専らレザークラフトの知識と技術を磨く時間は帰宅後の夜になってしまうのですが、
バッグのデザインを考えていた深夜2時、ふと思ったことがありました。

世界を支える「モノづくり」の本質って何だろう・・・?

突飛な思いつきだったので指に針を刺しました。
(おかげで目も覚めました)


「モノづくり」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?


長い歴史から見れば、日本人は昔から「手先が器用だ」なんて、よく言われていますよね。
これは、折り紙や伝統工芸の細やかな技術からもわかると思います。

海外からも

「日本の技術は超一流!素晴らしい!」

と言っていただけるのは
日本人として生まれた僕としては、とても誇らしく感じます。

僕は海外のモノづくりの技術も、日本に引けを取らないくらい素晴らしいものがあると思っています。
例えば、コーヒーフィルターの三角形の形状や、鉛筆の六角形はもともとドイツが発明したものです。

こうして考えてみると、
モノづくりは世界を支えているんだなぁって感じます。


これは革職人に限定したものではないと思いますが、「作り手」はいつの時代も、想像力や幅広い知識、経験も必要になってくるのはもちろん、正しく技術を習得するセンスも必要だと身にしみて感じています。

でもこの時、僕が感じたのは、そんな技術的なものではない「本質」

そうしてコーヒーブレイクを挟みながら考え抜き、
かっこいい車も、使いやすいマグカップも、おしゃれなバッグも、
すべてに共通する「本質」...



僕は「人を思いやる気持ち」だと思いました。



人を思いやる気持ちを持つからこそ
「作り手」は「使い手」を意識したモノづくりをすることができる。
「使い手」は「作り手」に感謝してモノを使うことができる。
長く使われたモノは「修理」を通して世代を超えて大切に使い続けられる。

僕たちの日常は、誰かの温かな「思いやり」で成り立っている。

そんなことを感じた夜でした。








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