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新米シングルマザーが看護師になるまでと、看護師になってから。そして今。

離婚してすぐに老人保健施設で働き出した。28歳の頃。
無資格だったし、職場を選んでいる時間はなかったので通える範囲の介護施設に電話をかけまくって探した。

面接来てくださいと言われたのが1件。
そりゃそうよ。子供3人いるシングルマザーを採用するのは……ね…。
幸いその頃住んでいた県営住宅から5分程度の施設で働くことができた。
確か時給は800円台だったような。

新米シングルマザーは一生懸命働いた。
必死に2年ぐらい働いたところで「この仕事で子ども達育てられるのか?」と冷静に考えた結果、看護師の資格を取ることを決断。

近くに働きながら通える准看護師学校があったことと、市の福祉資金の支援があったことが決め手かな。
もちろん「看護師になりたい」という気持ちもあった。

30歳で入学、32歳で准看護師の資格取得。
准看護師学校を卒業後、推薦をいただき学費の安い国立の看護学校に進学した。
しかし、現役生や寮生活の学生が多い中、通学に1時間かかる子持ちシングルマザーはついていけなかった…。
2年生を2回やり、2回目の2年生の夏に体力も精神も限界に達し退学。

ここから総合病院勤務が始まる。
総合病院に在籍中に通信制の看護学校に進学。44歳の頃。
1回国家試験落ちて、2回目の試験で無事正看護師の資格を取得。

長い長い道のりを経て、正看護師にたどり着いている。
笑っちゃうほど私の人生らしい!


生計を立てるためにやってきたこと
・総合病院13年
・有料老人ホーム夜勤専従5年
・派遣:特別支援学級の宿泊校外学習、中学校の校外学習、花火大会救護など
・看護学校で講師と実習指導3年
・医療ライター ←イマココ
・学校看護師  ←イマココ

自分の学びのために活動していること
・癌患者さんとの対話
・市で開催されている不登校の親の会
・放送大学で心理学の勉強


有料老人ホームに在籍中、末っ子が社会人になり、私の父が亡くなった。
母は十数年前に亡くなっている。
もちろん子ども達の母としての役割はまだあるが、もう子ども達は私がいなくても生きていける。
とりあえず、人生の大きな役目「娘」「母」がほぼ終わった。

残されたのは「自分」
そこから「残りの自分の人生どうする?」と考え始めた。
私、何やりたいんだっけ?

とりあえず今年(2023年)心理学を学ぶために放送大学に入学。
不登校やシングルマザー支援に関わることもやりたい。
日本の絶景を見たり、美味しいものを食べたりしたい。
愛犬連れてキャンプもしたい。

それらが出来るように自分の環境を整えていこう。


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