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〔52〕白頭狸の時務随想 万愚節は小西の謀か?

〔52〕白頭狸の時務随想 万愚節と彌勒降臨
 本日はいわゆる万愚節です。こういえば、諸兄姉の大半が「だけどこの所、毎日が万愚節じゃあないの?」と仰ると思いますが、白頭狸も同感です。
 万愚節の存在を世間に周知させる場として最も優れているのは永田町ですから、いわゆる「捏造文書」を巡って、立憲民主党の小西ひろゆき議員が高市大臣を責めたてましたが、白頭狸が観るところ、小西議員は本来の目的を十分に達したようです。
 小西とそれを応援した活動家あがりの数人の女性議員、記者出身の杉尾議員などは揃いもそろってアホぶりを見せつけてくれたので、近頃野蛮で洗練を欠くお笑い番組の氾濫に飽きた国民も、「こりゃおもろい。昔の吉本思い出すわ」などと苦笑しながらも、民主制議会政治の本質を覚ったのではないか、と狸は思っていました。
 ところが一歩巷間に出て、コロナワクチンを打ちマスクをしてNHKを見ている知人たちに聞くと、「やはり捏造やないちゃんとした行政文書は存在したんやな。高市はもうすぐ首になるやろ」と口を揃えて謂うのです。
 驚いた狸が「そんな事、どこで聞いたんかえ?」と質すと、「毎日毎晩テレビで言うてるやないか、オマンの嫌いなNHKだけやないで。たまにはテレビを見よし」と宣う始末です。
 もう日本人は二種類しかいない。マスクに関してはシーヤ派とスンナ派の対立は眼に見えていますが、メデイアに関してもテレビ派とユーチューブ派に分断され、政治外交に関しては親米属国主義者と反米独立主義者に二分されています。これが日本社会の根本的変革の徴候なのです。
 社会が根本的に変貌するとき、どの領域においても二元対立が表面化します。足利北朝と護良南朝が対立して荘園時代が終り、勤王と佐幕に二分されて封建時代が終わりました。
 まさに「一閻浮提に一大闘擾」が発生するのです。日本だけでなく、アメリカもイギリスもドイツも、彼ら西欧を包摂するNATOにおいても二元対立が眼に見える形で発生しています。
 これに対し共産党独裁のシナ・軍政一致の北鮮・議会制専制国家のロシアでは二元対立はまだ表面化しておらず、何れこのままではおさまらないでしょうが、やはり時間が掛かります。
 一大闘擾の後に「地涌千界出現して釈尊を脇士となす一閻浮提第一の御本尊が日本に出現することを日蓮は説きました。釈尊を脇侍とする一閻浮提第一のご本尊とは、いうまでもなくマイタレイヤ彌勒如来のことです。
  

 

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