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〔102〕國體秘史をジグソーパズル方式で解く

[〔102〕國體秘史のジグソー・パズルを解く
 前項で、大本営参謀少佐としてWWⅡの作戦指導に当たった瀬島龍三の正体が実は國體奉公衆で、帰朝後に入社した伊藤忠商事の社内に設けた「瀬島機関」で後進を育成したこととを述べました。
 瀬島機関員の一人が平成二十二(2010)年六月に民主党の菅直人内閣から中国大使に登用された丹羽宇一郎で、東京都の尖閣諸島購入計画に反対したことが国益を損なう発言として自民党から大使更迭を要求されたのは、就任二年後のことです。
 経済規模ですでに日本を凌駕した中共に対するODAの増額継続を主張するなど、任地に阿る異常な発言で世人を一驚させた丹羽大使ですが、時代に逆らうこの発言が、俗眼にはODAの見返り発注で伊藤忠が潤うことを狙うあからさまなものと映って当然です。
 ジャーナリストの青木直人によれば、丹羽宇一郎が伊藤忠商事時代に、中共の元首相李鵬の子息に贈った数十億円規模の献金が大阪国税局の摘発を受けたそうですが、落合はここで李鵬に注目します。
 李鵬の養父周恩来がメソジスト教会牧師のポンピドーが統率していた天津南開中学において指導を受けたのは、そもそもその出自が國體奉公衆だからであって、ハプスブルグ大公隷下の大東社に連なることが明白です。
 国務院総理として李鵬が建設を促進した「三峡ダム」は、やがて中共に対する「頂門の一針」とするために大東社が計画したものを実行したのですから、國體参謀(大東社員)としての周恩来の跡を継いだと見て良い李鵬に対する國體勢力からの献金はごく自然です。
 このように見てゆくのが「落合流ジグソー・パズル方式」で、丹羽大使が関与を余儀なくされた新潟と名古屋の中国領事館移転問題も、世間が思うのとは異なる真の意味があると考えられます。
 残る問題は、丹羽の中国大使任命を首相として実行した菅直人が、事の真相をどれだけ知っていたか、ということですが、ここでは考えないことにします。
 ともあれ、瀬島龍三を起点に丹羽宇一郎に向けて「落合流ジグソー・パズル方式」の運用をを始めると、まず浮上してくるのが李鵬で、李鵬から周恩来に繋がり、天津南開中学→ポンピドー牧師→上原勇作→甘粕正彦を経て石原莞爾→辻政信と発展します。
 実はこのループの中に極めて重大な国體秘実が潜んでいるようです。先日来訪を受けた華頂博一氏から伝えられた情報を、落合は早速「ジグソー・パズル方式」の対象として洞察を始めましたので、以下に述べます。 

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