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〔64〕白頭狸の時務随想 5/1

〔64〕白頭狸の時務随想 烏鷺戦争と戦術核使用問題
 烏鷺戦争の決着が付きそうですが、まだまだ予断は出来ません。傭兵隊を率いる元役者の是煉犂が那党(NATO)に戦車等の強力武器の追加供給を強く要求しておりますが、那党が売電の指示を受けてこれに応じた場合には、戦闘状態が数か月ほど延びることもあり得ます。
 トロツキストの本拠アメリカでは、トランプ派の巻き返しで売電の足許が崩れつつあり、覇権の移動は時間の問題とも言えますが、ここへきて憂慮されるのは「烏鷺戦争の週末段階が戦術核の使用に至るか」ということです。
 そもそも核兵器のごとき最終兵器は保有そのものに意義があり、現実の使用が双方に損害をもたらすことは自明です。不行使を確約する列強間の条約もあるようですが、絶対的不行使は概念必然的にあり得ませんから、条約は通謀虚偽表示でしかありません。
 要するに「自存を捨てても平和が第一」を標榜する論者は全員が嘘つきか精神異常で考慮の外ですから、最終兵器に関する正しい定義は「自存が犯される危険に対処する場合に限って使える兵器」とすべきです。
 奴隷制植民地の解放を進める大日本帝国と根本的に対立した奴隷主義トロツキストは、WWⅡの最終局面において原子爆弾を使用しましたが、これは「植民地主義者の自存が犯された場合」に該当しませんから、彼らの使用目的は他に在ったのです。それは何か?
 トロツキスト陣営は全世界に対して核兵器の威力を、“現実具体的に見せる”ことが必要だったのです。
 威力に関する噂だけで「最終兵器」と呼ぶわけにはいかず、現実可視的に示されたその威力に全世界が恐怖することが必須条件なのです。つまり広島と長崎における原爆の投下は、核兵器の脅威を全世界に現実に見せるという意味があったのです。

 現代の最終兵器は原水爆だけでなく、気象兵器・地震兵器・電磁波兵器・生化学兵器など各種が揃いました。いずれも正体が人工の兵器であることを一部で噂されながら、各国政府や御用マスコミが公的に認めないことから、結局陰謀論として扱われるだけです。
 生命の安全にとって最大の問題は最終兵器ですが、その存在がこのような形で曖昧にされているために最終兵器の必須条件たる「現実具体的可視化」がなされず、最終兵器としての周知・公認を拒否された生化学兵器・電磁波兵器・気象兵器・地震兵器が結果的に野放しとなり、現代世界の最大の不安定要因を成しているのです。
 この事態を改善するには、最終兵器的性格を備えるこれら諸兵器の脅威を現実具体的に可視化して周知させることが最も簡単です。さらに七十年前に可視化を済ませた核兵器も、これを知る世代がほとんど存生しない今日では、再度可視化をする必要が生じているのかも知れません。
 と言う訳で、狸が言いたいのは、核兵器の脅威を具体的に可視化するために戦術核を実験的に使用する計画があってもおかしくないことと、その場として択ぶとしたらウクライナしかない、ということです。
 核兵器の使用と同時に、核兵器を阻止する電磁波兵器(HAARP兵器)がすでに完成していることを現実に衆目に晒す可能性もなくはないが、やるとしてもその一部を公開するだけだと狸は考えます。

 いずれにせよ、戦術核の使用者としては現状ロシア側しかないので、那党側として必須なのはプーチンをそこまで追い込みことです。
 つまり、上述したように、「ロシアの自存が犯される危険に対処」しなければならない状況にプーチンを追い込むことですが、具体的には売電と那党の支援の下に、是煉犂が「クリミア半島の奪還」を本気で進めれば、プーチンは必ず戦術核を使用します。それをHAARP兵器が妨害するかどうかは予断を許しません。

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