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「閉鎖病棟物語」 #1

閉鎖病棟への入院初日は、前日にアルコールを摂取したとして、
独り部屋で過ごすことになりました。
(※依存症病棟では、”解毒期間”といいます。)


2日後から、正式に治療プログラムに参加できるようになりました。
治療プログラムには様々なものがありますが、
代表的なものの一つとして「残棟者ミーティング」が挙げられます。

「残棟者ミーティング」は、”19時~から始まる”ことが一般的です。
これには理由があります。
「人が依存症的行動に出るのは、夜7時以降が多い」から出です。
また、退院後参加することになる「自助会」も、19時開始が基本です。
(※自助会の詳細については、後に詳述します。)

ミーティングでは、いくつかのルールがあります;

ミーティング・自助会の基本的なルール
● 司会者は毎回変わる。司会者は自由に議題・テーマを決められる。
● 発言権は皆全員に毎回与えられる。
● 「言いっ放し、聞きっ放し」が原則。批判や非難はダメ。
● ここで話されたことは、他言しない。また、個人的にも悩まない。
● 宗教等の属性で差別しない。また、寄付の供与・強制を禁じる。

(次回に続く)

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