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「響け!ユーフォニアム3」を5話まで見た段階で言っていこう。最終話のEDは「トゥッティ!」を流すべきである。

私は「響け!ユーフォニアム」3期のOPED曲共に気に入っております。

3期ED曲「音色の彼方」は歌詞を眺めながら聴いていると自然と胸が熱くなります。
自分が北宇治高校吹奏楽部に在籍した訳でも無いのに、久美子たちの輪に加わり「良く頑張ったよね。」「お疲れさん。」何て感無量になりながら、労っている姿が勝手に浮かんでくる。
「音色の彼方」はそんな楽曲です。

それでも敢えて最後の最後は「トゥッティ!」を流すべきだと声を大にして言いたい。

私は「響け!ユーフォニアム」の結末は知りません。
それでもラストシーンを想像するに、卒業式で吹奏楽部に在籍した3年間を振り返るのでは?と思ってます。

この3年間の振り返りがミソなんですよね。
3期の楽曲は素晴らしいですが、「響け!ユーフォニアム」の歴史の中では最新すぎて懐かしくないのです。

その点「トゥッティ!」には約10年の重みがある。

エンディングはやっぱり過去を振り返りたい。

ラストシーンは、おそらく久美子の吹奏楽部入部からの回想が入るかと思います。
私達視聴者も、過去の映像を見ながら久美子の入部からのイベントの数々を思い返す事でしょう。

目を閉じて久美子たちの卒業式(又は久美子の大学の入学式)をBGM(トゥッティ!)を流しながら想像してください。

前奏が始まり久美子たちが歌い出します。

”トゥッティ!私たちが心を奪う”


”ウォー ウォー ウォー ウォー”

ここです。
このフレーズは明らかに前を向いている。
久美子たちが未来に向かって歌っています。
他の楽曲が前を向いていないと言いたいのではなく、「トゥッティ!」のこのフレーズが強力過ぎるのです。

歌っている久美子たち4人全員が未来を向いている姿が容易に目に浮かぶのです。

その未来は音大に行くのか大学に行くのか、プロになるのか、現時点では分かってはいませんが、確実に希望に満ちた目で未来を見ている。
その姿を想像出来るだけで「トゥッティ!」はラストの曲に相応しい。

そしてラストのサビに入る直前に4人で叫ぶ「トゥッティ!」
(ここで卒業証書を空に投げさせたい・・・)
これはもう高校生活との決別の意思表示にしか聞こえず、ラスサビは「楽しかった吹奏楽部ありがとう!」と叫んでいるようにしか思えないのです。

大人の事情もあるかと思いますが、「響け!ユーフォニアム3」の最後は「トゥッティ!」で絞めてもらったら、このアニメは間違いなく伝説になると思うのですが、如何なものでしょうか。







蛇足
「響け!ユーフォニアム4」とか製作されたらこの記事の根底が覆されるので、それはそれで嬉しいけれど、かなり恥ずかしい・・・。

DLしてヘビロテ中です。ん?2期の曲?ん?


蛇足2
エンディングで流すべき曲を流さなかったばかりに画竜点睛を欠いてしまった作品をピックアップ。異論は多いに認めます。(ネタバレ注意)



・風の谷のナウシカ (「風の谷のナウシカ」安田成美)
・そして父になる(「家族になろうよ」福山雅治)
・サマータイムレンダ(「星が泳ぐ」マカロニえんぴつ)
・ONE PIECE FILM RED(「新時代」Ado)




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