グライダー人間である私が就職活動を通して考えたこと

教養という言葉が，どうも薄っぺらいものを指す言葉として使われている気がすると，何かの本に書いてあるのを見た気がします．これを聴いて，ああそうかもしれないと納得したのは，私が高校を卒業するまで，勉強に関係ない大人の話など聞いてる暇があったら，試験の勉強でもさせてくれと現に思っていた時期があったからです．今思えば，そういうひねくれた発想で過ごしていたからこそ，グライダー人間としてそこそこ飛べたのではないかと思っています．そこそこ飛べている私を，周囲の人間も何の気無しに褒めるので，自分はできると勘違いしてしまっていました．一方で，そんな尖った態度をしていたから，世界がどうやって出来上がっているかわからないまま大学を選び，就職活動でもやりたいことが見つからないと駄々をこねる人間になってしまったのだと思います．この経験から，私の中では，客観的に物事を考え，目的を持って勉強するために必要なものが教養であるという結論に至りました．