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神仏、スピリッツ、自然、人とのつながりの回復と戦争抑止

私の根底にあるのは、
明治の廃仏毀釈によって日本人の潜在意識の奥底に封じ込められてしまった、昔ながらの日本人の感性と日本人の精神文化をよみがえらせたいという想いです。

山川草木悉皆成仏
森羅万象に神聖な存在が宿る。
アニミズム(自然崇拝)の復権。

山にも、樹木にも、川にも、石にも、鉱物にも、スピリッツ様が宿っているんです。

私が何年も前から森林浴を主張しているのは、
東京のような大都会のコンクリートジャングルの中にいて、人間が自然の一部だと実感できますか。

ああ、私は自然の一部なんだなあ~

と実感できる体験が必要です。

日本人の先祖の縄文人は森の民でした。
だから、森林浴を勧めています。

そして、もし、自分が自然とつながっているとつかの間でも感じる体験ができたら、
慈悲深い人間を育成することができます。

あなたは母なる自然とつながっている。
私は母なる自然とつながっている。
だから、あなたと私は母なる自然をとおしてつながっている。

ひとりひとりがそうした自然とのつながりを介してワンネス的な感覚を取り戻した時、慈悲深くなるはずです。

ヒトラーのような独裁者は単独では存在できません。
ヒトラーを熱狂的に支持する大衆がいるから存在できるんです。
第一次世界大戦の後、ドイツ国民は戦勝国から本当にひどい目にあわされて、ものすごく怒りと恨みのエネルギーがたまってましたからね。
だから、ドイツ国民の救世主としてヒトラーを熱狂的に支持したんです。

将を射んとすればまず馬を射よ、です。

独裁者(将)を倒すことは難しいです。
ですから、独裁者を支持する大衆(馬)を減らします。
お神輿の担ぎ手が少なくなれば、お神輿は前に進めなくなります。
 
すなわち、ワンネス的な感覚を持った民衆を増やすことが、戦争に対する抑止力になります。

さて、なぜ政治家や役人は就職氷河期世代の問題に本気で取り組んでくれないのでしょうか。

今、出世している人たちって、どういう人たちでしょうか。

基本的に、受験戦争に勝ち上がってきた人たちですよね。
左脳偏重の偏差値教育の弊害です。
左脳偏重のエリートは、右脳が退化しているから、
社会的弱者の苦しみに対する想像力と共感力に欠けています。
あの人たちにとって、格差と貧困の問題は、机の上の統計の数字にすぎません。

私の目には、今、社会で権力を握っている左脳偏重型エリートの方々は、自分が何者なのかを忘れた根なし草のように見えます。是非とも、そこを思い出していただきたいと願っています。

今、海外で、SBNR=Spiritual But Not Religiousというマーケットが拡大しています。
スピリチュアルなことに関心があって、異なる宗教に対して寛容な人たち。

コロナで自分の生き方や内面を見つめる人が増えました。
旅をした時に、美しい自然や文化財を見つめながら、同時に自分の内面を見つめているんです。

残念ながら、下手な日本人を相手にするより、そうした外国人を相手にしたほうが話が早いです。

ですから、先に海外で流行らせてから、
今、アメリカで話題の!
とか言って日本に逆輸入する戦略です。

山川草木悉皆成仏。
森羅万象に神聖な存在が宿る。
昔ながらの日本人の感性を取り戻し
慈悲深い社会のエリートを育成する

と私が言っているのは、そういう意味です。

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