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豊かな時間1

昨日は、退職してしまった元同僚とランチをした。
彼女はとても繊細で、とても真面目で、とても強くて、とても人を見る目があるひと。
わたしとはほとんど真逆の性質を持っているひとだなとよく思う。
性質は真逆なのだけど、信念とか奮い立つきっかけとかことばの紡ぎ方とか、そういうのはわりと近しい。
そこが彼女といると、安らげたり、乗り越えられたり、気づけたりする。

ランチは久しぶりにパスタを選んだ。
パスタは外でしか食べない。育ってきた環境なのかもしれないけど、わたしのなかではパスタは簡単に作れる料理というより、おしゃれな外食。だからイタリアンを選ぶときは、特別なひとと特別な時間だと思っている。

お店のひとの慌ただしい目線とか好ましくない気の遣い方に敏感になっていたけど、
対面する彼女はそれをすべてうまく受け流していて、いやなことばを口にするのは止そうと思えた。
美味しかったし、お昼間の窓側の席はやっぱり好きだし、かわいいブラウスも着てたんだから
いやなことばをわざわざ吐き出す必要なんてないんだ。彼女といてそう思った。

まだ時間があったので、おなじ通りの行きつけのお店に行く。
バーとしてひとりでよく飲みに行く落ち着くお店。
マスターとももう10年くらいの付き合いになるらしい。
お昼営業も始めたと聞いていて、行ったことがなかったので彼女と向かった。
食事は大盛況だったらしく、お腹いっぱいだったわたしたちは、それぞれバニラアイスとカフェラテを注文。
夜のオレンジに落とされた照明のお店も大好きだけど、昼は昼でさわやかで落ち着く。また行こう。

時間的に忙しさを抜けて、またわたしたちは窓側の席に身を置く。
話し始めてわりとすぐだったと思う。
目の前に信じられない映像が飛び込んできた。

一年前に別れ、noteに連ね続けている元カレがお店に入って来たのだ。

間違いない。絶対に間違いない。
マスクを外した顔も、髪の毛もパーカーも背の高さも
全部ぜんぶ元カレだった。


ちょっと書きながら苦しくなってきた、、笑
あまり時間経つと忘れそうだけど、一気に書けるほど心臓つよくないから一度切ります。笑

#シリーズ
#元カレ
#ノースフェイス
#髭
#182

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