J3リーグ16節~21節の推移

はじめに

なぜ16節~21節という訳のわからない期間の推移を考察するのか?
→たまたま16節終了時点の記録を取っていて、今が21節終了時点だから

16節終了時点

16節終了時点の順位表

順調に勝ち続けるカターレ富山が少しだけ抜け出し、負けの少ない愛媛FCが続く展開。とは言えどのチームも差は無く、連勝・連敗が少し続くだけであっという間に順位は入れ替わる。なんなら1勝・1敗で大きく順位が入れ替わる可能性まである。

21節終了時点

21節終了時点の順位表

大きくポイントは4つある。
①愛媛FCが大きく勝点を伸ばした
②愛媛FCを除く上位5チームは横ばいに勝点を伸ばした
③6~9位のチームが軒並み勝点を伸ばせず順位を落とした
④ガイナーレ鳥取大躍進

①愛媛FCが3勝2分と圧倒的成果を残した。17~19節は接戦を競り勝ち、20~21節も粘って引き分けを勝ち取っている。
試合内容だけ見ると結構押されている時間が長いように思えるが、なんだかんだで負けなしなのは凄い。2連敗してもまだ昇格圏でいられる可能性が高いのは今後の試合に向けても精神的に有利ではと考える。
ただ1点懸念があるとすれば、ここ2試合は引き分けに終わっている上、次節は後述する絶好調のガイナーレ鳥取戦。ここを落とすと少し嫌なムードになるのでは。

②現在昇格可能性が高いと思われる2~5位のチームが、足並みを揃えるように勝点を伸ばし切れない。その中でもFC今治だけは特殊で、他のチームが2勝2敗1分(鹿児島は2勝3敗)と勝ち負けを続けるなか、FC今治は1勝4分と圧倒的負けなさで同じ結果を得ている。
実はこの5戦で同じく1勝4分という記録を残しているのがFC大阪である。
ここも面白いポイントだが、
FC大阪:1勝4分(3得点2失点)
FC今治:1勝4分(8得点5失点)
愛媛FC:3勝2分(9得点6失点)
上記3チームの得失点差を比較すると、FC今治も愛媛FCのように勝ちを引き寄せられた未来が見えて残念でならない。接戦を勝ち切れるか引き分けてしまうか、大きな差が生まれた。

③6~9位のチームは軒並み5戦1勝(FC岐阜に至っては0勝)と、とんでもない大ブレーキがかかってしまった。2連勝・3連勝しても昇格圏に届かない可能性が高い現状、戦線離脱してしまったと言っても過言ではないかもしれない。

④ガイナーレ鳥取が愛媛FCと同じく3勝2分と大きく勝点を伸ばし、16位から6位まで上がる大躍進を見せ、昇格争いに可能性を残した。

17~21節での勝点まとめ

17~21節での勝点まとめ

先ほどガイナーレ鳥取が昇格の可能性を残したと書いたものの、現状5位までが昇格争いをするのではとの見方が多い。
17~20位の順位変動はないものの、どのチームも勝点を順調に積み上げている。特にSC相模原は16節まで1勝だったのにこの5試合で2勝するなど、まだまだ降格争いは熾烈を極める。

22~24節の展望

22~24節の展望

愛媛FCはこの5試合で最も調子を上げてきているガイナーレ鳥取、4試合負け無しのいわてグルージャ盛岡と戦うことになる。2連続引き分けの状況から脱却するためにも絶対に勝ちたい所にこの相手は不運か。特に第1節で悪夢のようなスコアで負けた盛岡に対しては勝って嫌な思い出を消したいところ。前半戦では引き分けたカマタマーレ讃岐戦までに勝ちを拾えるかがポイント。
鹿児島ユナイテッドFC・FC今治の2連戦で勝てなかったカターレ富山は、調子を戻す意味でも絶対に勝ちたいが相手は強豪松本山雅FC。前半戦では福島・盛岡を含めこの3連戦の相手には全て勝っているだけに、是が非でも勝ちたいであろう。
愛媛FCに勝ってカターレ富山に負けるバランサーのような挙動をする鹿児島ユナイテッドFCは前半戦で勝ちを収めた相手との3連戦だけに全て勝って昇格に大きく近づけたいところであろう。
FC今治は相性のあまり良くない松本山雅FC戦が控えているだけに、この3連戦で昇格圏まで上がるのは正直厳しいところではある(松本山雅FCとは通算0勝3敗)。ただホームでのFC岐阜戦、アウェーでのカマタマーレ讃岐戦は是が非でも勝ちを拾いたい。
勝っては負けてが続くアスルクラロ沼津は、前半戦で勝てていない2チームとの対戦に加え、10試合負け無しのFC大阪戦が控えているためなんとか上位に食らいついていきたいところ。

トータルで考えると、24節終了時の昇格圏は現在と変わらず愛媛FC・カターレ富山なのではと予想される。
もちろん夏の補強や放出、現在の調子など色々な要素があるため、順位の大きな入れ替えが起こってくれることを期待している。

おわりに

0強とも言えるこの状況で、いつどのチームが抜け出すのか本当にわからない。それほどに実力が均衡しており、勝ちを1つ拾うのも大変な状況である。最後まで目が離せないこの状態から、一刻も早く贔屓のチームが抜け出してくれることを期待しつつ今後も試合を追っていきたい。
※そのうち贔屓チームの戦力分析も行いたいが、いかんせん知識不足の上、優秀な選手ほどさっさと引き抜かれてしまう現実もあり手が伸びていない。

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