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成人してるのに身内から縛られ続けた私が逃げた方法



私は現在21歳の女です。

ついこの間まで束縛系?の身内に縛られ自由が何もありませんでした。どのように縛られていたか簡単にまとめるとこんな感じです。

・通帳、カードは身内が預かっているためどこにあるかも分からない
・就職していたのでお給料は出るが身内に毎月必要なぶんしか渡されない
・休みの日何をするか、月のはじめに全て決められる
・遊びに行くことを許されない
・家事全般全て私がやっている、身内は何もしない
・ひとり暮らしをさせてほしいとお願いしたが話もまともに聞いてもらえず殴られてしまった


簡単に言えば毒だったのです。



小さい頃からお世話になってはいましたが、身内はかなり他人にだけ厳しい人でとても怖かったです。怖いというのが頭から離れなくて1度身内が怒り出すと震えと涙が止まりませんでした。
そのせいでなにも言い返せないまま大人になってしまいました。

早く家から出たくて、一人で何でもできるようになろうと料理など家事全般を覚えてやってました。そうすれば就職して落ち着いてきたらひとり暮らしさせてもらえるかもしれないと少し期待をしていました。
しかし、現実はそううまくいきませんでした。
家事全般をやって、お金も稼いでくる私が家から出ていくというのが耐えられなかったようで、ボコボコに殴られて罵倒されてもう私は怖くて謝ることしかできませんでした。
何も悪いことなんてしていないのに許されることしか考えられなくなりました。

そのことがあってからはもう全てを諦めていました。いっそのこと死んでやろうかとも思いました。
成人しているし、逃げれば?と周りの人は簡単に私に言いましたがその勇気が私にはありませんでした。
身内への恐怖心が大きすぎて、見つかったらどうなるんだろう。怖くて怖くて逃げるなんてできませんでした。


それから4ヶ月ほどたったある日のことです。
会社から冬のボーナスのことについて話がありました。
私の会社は評価によってボーナスの額が変わります。私は仕事は頑張っていた方だったのでかなりもらえるということを上司から話されました。
そんなとき思いついてしまったのです。

このお金があれば逃げられるかもしれない。と。

胸のドキドキが止まりませんでした。
今まで自分で決断して自分で行動したことなんてありませんでした。
ずっと身内に決められ、身内の言うことだけ聞いてきました。そんな私がやれるかもと思ったのは生まれて初めてでした。

家に帰って家事などを済ませて寝る前のお布団の中でたくさん考えました。

そこで不安点が出てきました。
・家を出ていったとしても会社に身内が来てしまうかもしれない。
・捜索願を出されて大変なことになるかもしれない。
・部屋の荷物はどうする?

などです。


たくさん悩んで最終的には、今の仕事をボーナスをもらったらやめて他県に引っ越すという決断をしました。

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