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【高橋国博のブログ「目」】 2023年8月5日 写し手の指紋

写真には確かな写し手の指紋が必要。
この場所。
このチャンス(出会い)。
このシャッターチャンス。
被写体との距離。
被写体との確かな関係性。
今と言う時間。
写し手の息づかい。
等など・・・。・・・。

写し手の確かな証こそ、写し手の個性だと思う。
でなければ「生成AI」に乗っ取られる。
2000年前後から、デジタル(写真)作品は写真か否かと真剣に議論された時代。
ギャラリーに訪れてデジタル&銀塩かと真剣に確認していた事を思い出す。
今日的にはジタル(写真)作品は写真か否かなど確認するバカもいない。

なのに、ギャラリー冬青が銀塩や古典技法に拘る理由は・・・。
作家の確かな「指紋」を感じたいと、どこかで確信近いものを強く思っているからだ。
写真表現から作家の息づかいが遠のくことに寂しさを感じている。
それは作家の責任か写真装置の進化(生成AIも含めて)のせいなのか・・・。
今の時代だからこそ作家の確かな「指紋」が必要。

オーガナイザー白岩砂紀氏・キュレター高橋国博、下記在廊日です。
8月8日・22日・24日を除きAM11〜19時在廊致します。

※8月25日(金曜日)PM6時〜18時 クロージング(ワインを呑みながら・・・。)をさせて戴きます。
 是非ご参加下さい。

※8月9日 ・14時〜17時=「H・J」写真集 凸版印刷入稿。
 ギャラリー冬青2Fにて。

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