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【高橋国博のブログ「目」】 2023年8月16日 写真の広がり・・・

写真表現は1839年(以前)以後から常に表現の手段は広がり拡大して来た。
それは作家の表現の領域の広がりと言うより、写真機とその周辺機器の発明、開発に寄るものが大きかった。
人間の便利さ早さと言う欲望に答えて進化して来たカメラとその周辺機器。

特に2000年ごろから急加速的にデジタルカメラは進化にし、人間のハンドリングの枠を超えしまった。
(全てを使いこなせて居るのだろうか・・・)
使いこなせていない内に新機種が発売される。
驚きと後悔が繰り返されているのではないだろうか・・・。・・・。

デジタルは写真ではない。
この議論が「まことしやか」にされて居た頃が、やけに懐かしい。
おれは「フイルム派」だ、などと恥ずかしくもなく、人前で公言していたことが懐かしい。


ドイツ・世界的な写真コンテストで最優秀賞(右側の写真)を辞退。選ばれた作品はAI(人工知能)で生成した画像でした。
ドイツの写真家ボリス・エルダグセン氏の作品。
本人は受賞を断っている。

本日の本題ですが・・・。
「生成AI」の登場で産業革命以上のショッキングな出来事が起こり始めている。
自分にとって写真はなんであるか。
自分自身で確りと範疇を認識していることが大切に思う。 
そうしなければ、ダラダラと妥協が始まり、便利さと欲望に流されてしまいそうで恐ろしい。
デジタルカメラ時代がそうであった様に。
「スマートフォン」拒否時代もあった。
今では「スマートフォン」の展示や写真集までもが氾濫している。
そう言う私、髙橋も「スマートフォン」の写真集を制作して見た。

私、高橋国博は編集者として写真作品集に確りと「指紋」を残す作業をしたいと思っている。

オーガナイザー白岩砂紀氏・キュレター高橋国博、下記在廊日です。
8月8日・22日・24日を除きAM11〜19時在廊致します。

※8月25日(金曜日)PM6時〜18時 クロージング(ワインを呑みながら・・・。)をさせて戴きます。
是非ご参加下さい。


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