心が感じることに頭でフィルターをかけない感覚が重要

心が感じることを、頭が感じることより大事にするというか、心が感じることに頭でフィルターをかけない感覚が私は重要だと思う。

日本に帰るとものすごく頭が発達している人たちが多いなあと思う。

でも心が停止状態なのに、どんどん頭に情報を入れていくから、なんだかとても機械のようになっているように見える。

そして、どんどん頭に入るもののほとんどが「ただの情報」だと思う。

誰が言っていた、本に書いてあった、ネットにこんな情報があった、そういったことは誰かの誰かの意見を自分なりに翻訳しているにすぎないし、しかもその誰かの誰かもまた、誰かの誰かの意見でしかないから、細い糸電話みたいになって結局「心」が通わなくなってしまう。

そして怖いのは、自分が気付かないうちに、その「誰かの誰かの意見」を自分の意見のように言葉で発するにつれて、次第に「誰かの意見」の代弁者に自分自身がなってしまい、それがやがて「主観がもてない」自分自身になってしまうこと。

:山口 絵理子 「自分思考」

この問題を解決する方法は、実際に自分で行動する以外にない。

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