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R6 神戸大学工学部第3年次編入 合格体験記

はじめまして!
令和6年度神戸大学工学部第3年次編入学試験に合格しました、永遠の綾鷹派です!!
この合格体験記が少しでも参考になればと思い、執筆させていただきました。拙い文章ですが是非読んでいってください・・・!!

合格通知書

自己紹介

・関西の某公立大(現役入学)
・TOEIC770(2023年4月受験)
・大学の成績
    2.60(1年前期)→2.73(1年後期)→3.55(2年前期)
・大学ではサークルにも所属しており、遊びに行くことも多かったです。
・バイトは塾講師をしています。月4万程の小遣い稼ぎをしていました。

編入試験を受けようと思ったきっかけ

大学受験のリベンジというのが一番大きいです。この時のたった一度の大事なチャンスを落とした自分というのがすごく嫌いでした。(受験したのは神戸大学ではないです。)
2年生になる春休みに編入試験の存在を知り、志望学科に入学したわけでもないので転科の意味もあり、編入試験を受けることを決意しました。

受験校選び

受験校を選ぶうえで基準にしていたのは以下の4つです。
①近畿圏の国公立大学
②今の大学より幅広く学べる事
③親を納得させることが出来る大学(偏差値的な意味で現大学以上の大学)
④試験内容が2年前期までにほとんど習う事(私の場合、フーリエ変換や三相交流などが出ない)
以上の基準を満たす神戸大学を受験することになりました。

編入試験に使った費用

メルカリで購入した参考書、過去問(計2万)
受験料3万
TOEIC受験代2回分(計1.5万)
前泊のホテル代(0.9万)
交通費(0.5万)
計7.9万

2年4月から8月までの過ごし方

・4月
ツイッターやnoteなどで徹底的に情報収集し、これらの情報をもとに使用する参考書を決定、勉強スタート。経済学部への編入も考えたが、2年後就職なのに単位地獄と考えると気が重くなり辞めた。

・5月
試験の費用は自分で出すつもりだったので、GWにリゾートバイトで10万稼ぐ。

・6月
大学の中間試験があり、その勉強が忙しく、1週間ほど勉強できなかった。
6月中に数学は復習し終えたが物理は終わっておらず、まあまあガチで焦る。

・7月
試験範囲は遅れていた物理も1周し終え、入手した過去問に取り組んだ。
数学はあまり出来が良くなく、物理は平均して8割ほどといった感じ。
月末から期末試験が始まり、その試験勉強をしながら編入試験の勉強も並行して行った。

・8月
微積分はどんな難易度でも確実に取りたいと考え、(線形代数の本当に難しい問題はだれも取れないだろうと考えた。)編入の微積分徹底研究を購入。
ラグランジュの未定乗数法や、重積分を用いた体積計算、微分可能性などの問題を重点的に解いた。

・試験前日
6月ごろにとっておいた三ノ宮のビジネスホテルに泊まる。復習したい内容をまとめておいたノートを読み返した。晩御飯はやよい軒のから揚げ定食。緊張していたせいであまり美味しくなかった。
寝坊しないように22:30に寝た。

・試験当日
朝の9時に試験開始(うろ覚え)。1科目の数学の問題に名前を書き忘れて(他にも多数いました。)回収時に書かせてもらった。こんなことでは落ちないだろうと思っていたが、まあまあ焦った。えぐい計算ミスをしていなければ受かるだろうと思った。
答案の回収に手こずって20分くらい物理の開始時間が遅れた。

試験の手応え


数学
・大問3の最後の問題は時間が足りず解けなかった。
・9割ほどとれた感覚

物理
・大問2が例年と違い、誘導形式ではなかったのであっているのかすごく不安だった。
・良くて満点、悪くて6割
 ※合格したという事は8割以上はあったのだと思います。

電気回路
・一番勉強不足で不安な科目だったが、案外できた
・9割から10割

TOEIC
ビギナーズラックで金フレを1か月やっていったら770点取れました。ラッキーだぜ。

面接について
質問内容は
①    志望動機
②    単位認定によっては留年するかもしれないが、大丈夫か
③    志望動機に関する事
④    志望動機に関する事
(具体的な質問内容は個人の特定につながるのでここに書くのは控えます。)
面接時間は5~10分ほどで他の人より短かった気がします。合否に関係ない感じでした。志望動機を準備して、あとはその場で乗り切りましょう。

数学

① 編入数学徹底研究


受験生は全員と言っていいほど使っていると思います。微積分、線形代数の総復習に使いました。4、5月に3周ほどしました。
② 編入数学過去問特訓


総復習を終えたのち、A,B問題のみ解きました。C問題は神戸大学の問題以外は解く必要はないかと思います。6月に1周(間違えた問題は2周)しました。
③ 編入の微分積分徹底研究


線形代数は無理な時はマジで無理なので、微積分を確実に得点したいと思い、8月にラグランジュの未定乗数法や重積分を用いた体積計算、微分可能性などを重点的に解きました。
④ 大学で使用した問題集
  ほぼ絶対出ないであろう、正射影などの問題を8月に解きました。

物理

① 大学生の初等力学


様々な編入試験の過去問がのっている参考書です。(神大工の)力学はこの1冊で十分だと思います。
4〜6月に1周(間違えた問題は2周)しました。
② 電磁気学演習


電磁誘導の問題が少ないかと思いますが、それ以外の点では非常に良い参考書だと思います。苦手な問題は5周ほどしました。

電気回路

詳解電気回路演習(上下)


電気回路の勉強は過去問が少なく一番しづらいかと思います。本の分厚さにビビってしまい、遠ざけようとしてしまうかもしれませんが、ビビらずやってください。ほかの電気回路の本も見ましたがこれが一番いいかと思います。私は始めるのが遅かったので(7月末)早めにやる事をオススメします…

過去問について

どのような問題が出るかを把握するのは非常に重要ですので、遅くとも6月中に2020年以降の過去問を最低1年分解いてみるのがおすすめです。
神戸大学のサイトに載っていない問題はメルカリで入手しました。少し高いですが、必要経費と思って買う事をオススメします。

これから受験する大学生へ

編入試験を受ける大学生は大学受験に失敗した人がほとんどだと思います。今度こそ!と思い、編入試験を志し、この合格体験記を読んでくださっているのでしょう。そんな方々に私が伝えたいのは、なぜ自分が大学受験に失敗したのかをしっかりと考えることの必要性です。出来るだけ具体的に過去の自分を思い出し、自分が不合格となった原因を探してください。そして、同じことを二度としない様に対策してください。これが大学受験を失敗した人にとっての最大の試験勉強だと思います。
後悔のないように頑張ってください!陰ながら応援しております!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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