戦い始めからの5手の読み(エルモ急戦51金型編)
最初なので、これを書くきっかけを話していきたいと思います。
まず、自分は相手が手なりで指していくと悪くなるというあやふやな判断で一手を決めている時が多いので、どうしても読みぬけている一手(しかも大駒と金駒の両取などの許されないミス)で逆転されていしまうことや、手なり以外の普通の手をさされた時にあまり効果が薄かったりする事態が多いです。
この考え方でいい時もよくあるのですが、一つ一つの分岐をしっかり読んで考えないといけない場面(駒のぶつかり合いの1手2手前や詰まし始めや駒がとられかけてる局面の寄せなど)などでめっぽう弱いので、読みの分岐を正確に分ける練習と序盤の研究を兼ねてやっていこうと思います。
エルモ急戦(研究局面)
一手目61飛車の後
最善手と次善手をさす人はエルモ急戦をしないので、今回の候補は以下の通りとします。
①73桂馬
②75歩
③64銀
④94歩
⑤33角
⑥55歩
①73桂
68角としたい(評価値はしらない)
そう進んだ時、相手の候補手はとする
①①94歩
①②33角
①③64銀
①①94歩
それには46角で味よし
①②33角
79飛64銀57金(敵の攻めを封じ込めつつ、弱点の七筋に飛車を回せれてるのでやや良し)
79飛84飛95角(これはペースをつかめた形)
②75歩
この手には同歩の一択である
そこから予想される手は
②①72飛車
②②55歩
②③64銀
この三つを調べていく
②①72飛車
この手には65歩
この進行の場合
これは自分としては方針が分かりやすく楽しい局面
攻めの形を守りの形を両方ギリギリ保っているので、ここから研究は必要な気がするけど、形としては好き
③64銀
その64銀の一手には45歩
その後
③①77角成
③②73銀
③③53銀
とすすむ
③①77角成の時
以下
銀が引いてる間に、89飛と回って攻めを消して、そこから盛り上がっていく。上の図は成功例
73銀の場合64角が飛当たりにならないのですぐ89飛車と回る。
64歩が同歩ととると63角で馬を作られるため、同歩とできない。
最後金は上ずっているため、飛車と絡めて攻めていくと上のような
図になりやすい。
64歩が同歩としにくいのに気づけば攻めに困らないのでよし!
③②73銀
最善は66銀
これは無条件で好形になっているのでよし
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