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将棋マニュアル化

前書き

最近リアルの将棋が敗北ばかり、ネット将棋も成長が止まってしまったので、一旦将棋を見つめ直すために描きます。結構当たり前な事を書くので分かってる人にはつまらない内容になると思います。

前提条件

自分が将棋で楽しいのは、頭の回転速度の向上・思考の簡略化や無駄の削除・問題解決能力の向上で、その上に将棋の結果や達成率が証明でついてくる事な気がする。

よって、王道の成長パターンである「経験や棋書や現局面をもとに読む」→「読んだ物や結果図を知識に定着させる」→「成果物を元に読む」(ループ)は自分の中で将棋の楽しいという分類に入らないため、無意識的に嫌っていた事が成長の停滞に繋がったという事かなと思ってます。

嫌っていたものをやったため成長が止まったので、嫌っていた事を自覚して好きになるよう工夫をするorやらなずに成長するの2択だけど、一旦やらない方向性で成長する方法を考えるものとして考えます。

将棋の要素・分類

持ち時間:思考時間の分配・切れ負け・秒読み
局:序盤・中盤・終盤
中終盤の形成:有利・不利

持ち時間

持ち時間はその局面で考えるのに必要な時間がありそちらが優先ですが、ちょっと気にしておいた方がいいマニュアル

思考時間の分配

結論、同じくらいの手の価値の時、相手の一手は普通に、自分の一手は奇抜な一手を考えると得。将棋には持ち時間ベットというものが水面下に行われている。3手1組を1秒考えた時、考えた手の1連・2連・3連それぞれに1秒ずつベットしてるイメージ。(自分は結論と考えが真逆だったため今のレート帯にいるというのもある。レート帯を勘違いされる事がしばしばあるのはこのせいの気もする)高段者が軒並み「とる一手から考える」というのは最善最善じゃない関わらず、ベットの大ミスを防ぐためにやっているのではないかなーと勝手に思ってます。
※ちなみに損得を気にするメリットは、損得はあまり重要じゃないけど、読むという高リスク低リターンのベットよりはマシという点はでかいと思います。

切れ負けで持ち時間を使う時

○相手が予想外の手を指した時(読みのベット負け中)
◯相手が複数手考える局面で自分の手が決まっている時(自分は当てやすく、相手に当てにくいベットをさせ続けれる)
◯相手の時間中に終わらなかった作業をする時
△候補手3手以上あり自分の時間で考える(相手が深く考えていた手を選ぶとせっかくの自分の持ち時間が相手に有利になる)
×自分の読みの再確認(相手の時間で極力終わらせておけ)
×当たり前の一手を指す時に相手の手を考える(相手の時間に考えればいい)

秒読みの場合

◯時間を使い切る
◯劣勢で自分の最善手がわかってる場合のみ出番を早めに渡す(損ゼロ・相手のミス確率アップ)
×早めに出番を終わらせる(相手より一手先が読める時間を消失させてる)


序盤

普段やっている形>相手の最速の攻めに合わせた形>棋書で見た好きな形>位取り・守りの手順>棋書で見た嫌いな形>好きも嫌いもない実戦経験の少ない形

中盤有利

(中盤の初め)

銀得以上して駒得して成りこむ>速くて強い攻めor攻めの拠点がてきた状態で成り込む>捌かせない>成りこみ合う>守る・受ける>角銀交換で先手で成り込む

(中盤の中~終わり)

①攻めの起点を間違えない
○3枚の攻めは切らす
○最終的な寄せの確認
○確実な攻め
②敗北筋や敗北駒の確認
‪✕‬弾かれる寄せはしない
‪✕不‬必要な駒で受けれる時は受ける
‪✕王手による‬角や飛の両取りは警戒する
‪✕‬無駄な金銀交換で速度を緩めない

中盤不利

○駒損の攻めはしない
○寄せられないなら、ある程度は自分が悪形駒得の変化は受け入れる
○長引かせる
○怪しげな角を打つ
○持ち駒を変な位置に打たせる
○手抜くと駒得、受けられても損にならない攻めの一手を入れておく
‪‪✕‬速度勝負を仕掛けない
‪‪✕‬相手に持ち駒の金銀が沢山あるような分かりやすい状況を作らない

終盤有利

○「相手の詰み>相手への王手・連続王手>自陣の詰めろ逃れ・詰めろ外し>自分の玉の連続王手の筋のケア>相手へ詰めろ」この強制力の強い手の順番はしっかり意識する

○攻め駒・自分や相手が取れる駒・相手の持ち駒が相手の駒台に乗った時の詰み筋の確認・渡してはいけない駒の確認

○攻め分からなく駒得が大差の場合受け潰すのも視野に入れる

終盤不利

○「相手の詰み>相手への王手・連続王手>自陣の詰めろ逃れ・詰めろ外し>自分の玉の連続王手の筋のケア>相手へ詰めろ」の上位の方に超手数の見えない罠を貼っておく

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