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双子理論

「双子は声が大きい」
「双子は大人しくない」

この2つは私の持論である。
名づけて双子理論。

私は双子である。二卵性双生児。女同士の双子だ。

私は戸籍上姉となっている。
5分先に産まれただけの姉。
妹とは全然似ていない。
顔も身長も体重も。

私は声が大きい。
周りの人からそう言われることもあるし、自分でも自覚している。

あるときふっと考えた。
「なんで私って声大きいんだ?」

別に家族の中で特別声が大きいってわけでもない。
妹だって声量は小さくないし、なんなら私くらいでかい声だし。。。

なんだ、私たちは声が大きい双子なのだ。

ん?近所のあの双子も声でかいな。。
そういえば中学校の時一緒に生徒会やっていたあの後輩も双子だった。。

ん!?
双子みんな声大きいじゃん!!

そうやって自分の周りの双子を考えてみると、
みんな声が大きかったのだ。

これも勝手な持論だが、双子が声の大きい理由は、
小さい頃に母親(など育ててくれる人)を呼ぶために、
隣にいる同じくらい泣く奴に負けない声を張り上げないといけないからだと思っている。

お腹が空いた!オムツが濡れた!なんか眠い!
そんなとき赤ん坊は泣くしかない。
泣いて母親を呼ぶしかない。
しかし!隣にもおんなじ状態の赤ん坊(敵)がいるのだ!
そいつに母親を取られては困る!

そんなわけで声を必死にあげて泣く。
隣にいる奴よりも大きな声でアピールしなければ。

そうこうしているうちに声帯とか肺活量が鍛えられる。
あらあらあら
いつの間にか他の子よりも声が大きくなっているというわけだ。

赤ん坊を卒業しても同じこと。
いつも隣におんなじ状態のやつがいるのだ。
歩きだしても、しゃべりだしても、時計を読めるようになっても。

相手よりも自分を主張しなければ、
母親に見てもらえない!

そんな環境に必然的に置かれる双子は
自己主張が自然とできるようになる。

そんなわけで、おとなしいとはほど遠くなる。

ふっと思いついただけの持論だが、
ある程度サンプルを増やしてみても、
声の小さい双子には会ったことないし、
大人しい双子も見たことがない。

なかなか面白い持論なんじゃないかと思うのだ。
双子理論。


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