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シンガポール航空機 タイの空港に緊急着陸 1人死亡 30人けが なぜ飛行機は、ゆれる?乱気流とは?

■事故の内容
5月21日、ロンドンからシンガポールに向かっていたシンガポール航空のボーイング777型機が激しい乱気流に巻き込まれ、タイのスワンナプーム国際空港に緊急着陸しました。

乗客211人、乗員18人が搭乗しており、このうち1人が死亡し、少なくとも30人がけがをしました。

死亡したのは73歳のイギリス人男性だそうです。

現地の空港には多くの救急車が到着し、一時混乱した状況となりました。

■なぜ飛行機は揺れる?

  1. 乱気流とは?
    乱気流は空気の流れが不規則になる現象です。空の中で風が急に強くなったり、向きが変わったりすると、飛行機が揺れます。

  2. 乱気流の原因
    ・異なる風の流れがぶつかる→例えば、高速道路で走る車が突然急ブレーキを踏んだ時のように、空の中でも速い風と遅い風がぶつかると乱れが生じます。
    ・地面が熱される→太陽の光で地面が暖まると、その熱が空気を温め、温かい空気が上昇します。この上昇する空気が乱気流を引き起こします。
    山や建物の影響→山や高い建物の近くでは風が乱れて、乱気流が発生します。

  3. 乱気流の影響
    飛行機が乱気流に入ると、以下のような影響があります

・上下に揺れる:飛行機が急に上に持ち上げられたり、下に押し下げられたりします。
・横に揺れる:飛行機が左右に振られます。
・振動:機体が細かく揺れて震える感じになります。

4. パイロットの対応
乱気流に遭遇した時、パイロットは以下のように対応します

・シートベルトを着けるよう指示:安全のために、乗客全員にシートベルトを締めるよう指示します。
・飛行高度を変える:乱気流を避けるために、高度を上げたり下げたりします。
・速度を調整:飛行機の速度を調整して、安全に飛行できるようにします。

乱気流は避けられないこともありますが、飛行機やパイロットはそれに対処するための準備がされています。

今回の事故の乱気流は、相当な強さであったと推測されます。


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