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むすめの誕生日会

娘の誕生日会。


何とか無事に終えることができた。


参加者は、娘、母(娘からしたら祖母)、マサコさん(職場で一番仲良くさせてもらってる)、自分の4名。


場所は、最近よく足を運ぶようになった〝サルー〟というお店。










年頃の女の子が、大人に囲まれての誕生日会。


どうしても淡々とした静かな流れになってしまう。


仕方ないよね。






淡々とした飲み食いが40分くらい続いたあと、そっと店内の照明を落とすマスター。





停電…???
そう思った娘は、他の家もそうなのか確かめにいく。



外は点いてるけど…?


そう思っているうちに店内から、スティービー・ワンダーの〝ハッピーバースデー〟という曲が流れ始める。



バースデーケーキを持ってくるマスター。

写真はブレブレ(汗)



ケーキが写ってない(汗)



マスターにお礼を言いに行く娘。



ようやく笑顔が出てきて少しホッとする。

よかった。




マサコさんからもプレゼント。

嬉しそうだ。



ケーキは他のお客さんにも配られた。




マスターも常連さんも嬉しそう。

ありがたい。

本当にありがとうございます。






ケーキも食べて少し落ち着いたころ


「パパからもプレゼントがあるんだ」


と伝える。


キョトンとする娘。


この日の朝に、娘が欲しがってたプレゼントは今日は間に合わず、来週になってしまうと伝えていたからだ。


「それとは違う、他にもプレゼントを用意してたんだ。」


だまって聞く娘。


「この前、パパに手紙書いてくれたでしょう?だからパパも手紙を書いたんだ」


言葉を言い終える前に、娘は顔を両手でおおって泣き出した。














しばらく泣き続ける娘。


娘の涙にみんながもらった。


もちろん自分も。


子供の涙は、大人も純粋になる。






泣き止んで落ち着いた頃、母が言った。


「今までの辛かったことが、ココちゃんの涙で全部消えた」と。


母は、大げさに物事を言う人間ではない。


きっと本当の気持ちで言ったのだろう。


それだけ、孫の純粋で素直な気持ちに、心を打たれたのだと思う。


マサコさんも言ってくれた。


「こんなに素敵な誕生日会は初めて」と。


よかった。


娘はきっと素敵な大人になれる。


そう思えたことが嬉しかった。











娘には、間に合わないとウソを伝えていたプレゼント。

実は、自宅に帰ってからのダブルサプライズ。










誕生日おめでとう。

ずっと大好きだよ。


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