三忍道中膝転げについて
今書く話かよ!?
と言われそうなんですが、、書きます。
この3部に当たるパートは3人の忍びが、大阪城天守閣にある隠し部屋にいる豊臣秀頼に会いに行く話です。
ん?と思われた方は正解。
嘆きの珠にて起きた事は、三忍道中膝転げのラストパートのものです。
秀頼、淀殿、真田信繁が登場し連作の核心に触れる話なんですが、コメディです。
何故コメディだと言い張るかと言うと、カッコ良くて強い主人公がいない(笑)
ここに乗り込んでいくのは、3人の「お爺ちゃん忍者」たちなんです。
若く鋭い忍びではなく、
身体の節々が痛み、
特に腕っぷしが強くも無い。
そんな老忍者がそれぞれひとつだけ持っている取り柄を使い大阪城に辿り着くのです。
これは過去作のリメイクなのでお話は出来ています。
まあ、ドタバタなんですよ。
基本戦いません!弱いから!
逃げてます!バタバタと(笑)
では何故、そんな3人が秀頼に会いたかったのか?
正確にはひとり、この物語の主役に当たる人物がな
んですが、それが連作の肝になる部分になります。
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以前お話しした妖珠は9つあるという事。
「まほろば流麗譚」本編では8つまでが出て来ます。
最後のひとつの在処が分かるのは4部「ブラッディカルマ」になるのですが、この辺は「三忍道中膝転げ」にて、何やら匂い出すと思います。
そんな重要なパートなんですが、まあこんな感じで華々しい戦闘も無く、知恵と想いだけで突き抜けていきます。
腰が痛い!と嘆きながら走るお爺ちゃん忍者の登場を
是非お楽しみにしていただけたらと。
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ちなみに「ブラッディカルマ」が何故SFになるのかは
「まほろば流麗譚」のラストで分かります。
ラスト、勇也や美代を含めた江戸の市井の人たちは
星に願いを託します。
至ってシンプルな願いは、信幸や紫乃の様なすれ違いを生まない世に繋がるかもしれません。
前回、「残陽」の一読をお願いした絡みで、各パートの絡み具合を整理しておくべきかな?と思ってものですから。
書いてみちゃいました。
思ったより、ちゃんと絡み合っているのです。
マブ
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