まほろばの江戸の姿が自然に変わっていたなら、それはきっと必然であり自分の感性が伸びたんだと思いたい

何の話よ!?

まあ、そうなりまさぁなあー!

これは僕の書く物語の色や表現の形のお話。

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以前、話した気がするんだけど、
時代劇シリーズは「残陽」以外はアニメーション的な映像が頭の中に流れていたんですよ。

「月に濡れる。」も「まほろば流麗譚」も、劇画的ではあるんだけど、とても実写では動かせないと思っていたのもあるんです。

ところが僕は基本的には映画や映像に関わってた人なので、まず各キャラクターを当て書きする癖があります。

だから最初の一歩は実際に存在する人間の顔をしていて、その人物が想定された衣装を着て立っているんですね。

なのに、、、映画的な映像が流れないって何よ!?
なんて思う訳。

この事についてはアクションシーンのカメラ割りの問題が大きくて、見せ方として各パーツの誇張されたインサートカットが多かったというのがあったんです。

まあ、あくまでも頭の中で流れている存在なので、読者様にはあまり影響していないのかもしれないんだけど、、、

僕は自分が見た映画のノベライズをする感覚があるので、気にはなっていたんですね。

残陽キャラがまほろばで劇画顔で出てきてるのは作者としては面白かった。

それが少しだけキャラの個性を同一人物でありながら味変してくれていたりもした。

そんなこんなで「天空凧揚げ合戦」までは、
アニメ的だったりCG的だったりが混ざり合い、
そこにリアルな人の顔が映り込む様な、
非常に映像的に統一感が無い物を見ていた部分があった訳なんです。

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で、現在連載中の「思慕一途柳問答」
これは毛色が少し変わっていますと確か話した気がするんだけど、、、

それは何かと言うと、アニメでは無くリアル映像として流れているという部分なんです。

何でここから!?かと言いますと「思慕一途柳問答」が美代の主役回であり、美代のモデルとして当て書きしている女優さんがメチャメチャにパワフルでバイタリティのある方だからなんです。

彼女の活躍っぷりやインスタライヴでの印象、ストリーズに書き込まれる悩みや葛藤にとても共感出来るんです。

別に知り合いではないんですよ。
僕ウルトラマンが大好きなんで、ただTVを見ていただけなんですが、この女優さんのカット周りが映画的に見えたんですよね。

ガッツリ魂抜かれまして、呆然と見惚れていました。
自分の中で美代はあの顔をしています。

あの口調で話しているし、あの素直な表情をしています。

それを書くというテーマのお話を書いている内に、まほろば世界の色が自然と変わっていたのです。

それは本当に素直に
真っ直ぐに純粋に

実はそこら辺の調整も必要になっていたのです。

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でもさ!
自然に変化したなら、それは必然だと思うんだよね。

僕の大好きな作家さんの漫画なんて13巻から、設定周り大改革してるしね。

ひとつの物語の中で、それは有りなのか!?

生真面目なんで考え込んだりもしたんだけど、、

ちょっと待って!!

そもそも「まほろば流麗譚」は何でも有りじゃん!!

となりました。

ですので「思慕一途柳問答」後半戦、現在鋭意執筆中で御座います。

そして多分、僕の中の格闘ゲームの時代が終わったんだと感じてもいます。

アクションパートの表現に活かすべき物はこの先も残りますが、また広がりを見つけられるかも知れません。

その辺は第四話での事となるでしょうが、、

まずは美代がろくろ首をブン殴る!
「思慕一途柳問答」後半戦を
もう少しだけお待ち下さい。

マブ

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