第二話 あとがき

天空凧揚げ合戦
いかがでしたでしょうか?

まほろば流麗譚の世界観が伝わっていたら、幸いです。

今回は勇也と美代の件が少なかったので、少し重かったかもしれませんね。

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綺麗にまとまるお話は理想です。
ただ僕はあまり考えていません。

その瞬間、その瞬間にインスパイアされて思い出される光景や言葉。

そんなものが、その瞬間まで信じていた考えをガラリと変えてしまう。

ああ、あれは無理してたな。
ああ、あれは自分に嘘をついていたな。

本当の自分は、、、
真逆の事を考えたかったんだ。
好きだったんだ。

それは、今まで大嫌いだ!と言っていた事を
真っさらな嘘にする事。

人間はちょっとその事実に震えてみたり
この先はどうすればいいんだろう?と迷ったり。

最近は人のそんな部分が可愛いく思えます。
雪の心情描写はそんな事を心掛けました。
ご都合主義に見えなければいいなあ。

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実はラストはもう少しまほろばらしい、あらま!偶然だね!という展開で天狗を落とすつもりでした。

これを止めたのは、雪にフォーカスするべきかなとの思いからでした。

勿論!尺が足りなかったのもあります(笑)

もうひとつは、秋月草太のせいですね。
江戸には秋月一派が来ています!と、一応言っておくべきだなと。

何と争ってるのか分からないと、流石に僕の物語力では、、つまらないなと💧

だからといって、秋月一派がクローズアップされる訳でもないのですが、、何故この妖怪なん!?と思われるだろうなあと。

妖怪は術者から生まれています。
妖怪自体が術者の願いでもあります。

小絹なら腹一杯食べたい。
草太なら傲慢に他者を見下す。
この先もそこは変わりません。

だから術者の背景をサラッと流す為にも、今回は必要だったと考えました。

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天空凧揚げ合戦、お話の流れは大好きです。
これでいいなと手応えを感じました。

勿論、今後のブラッシュアップは作者の宿題にはなりました。

それでも、こういうものを作っていきたいと感じられて嬉しかったなあ。

さて、第三話なんですが、、
少しお時間を下さい。

次回はラブコメ回です。
勇也と美代の話に戻ります。
そこに雪と、何と澪まで絡みます。
勇也、モテ過ぎです!

ゲストは女形役者•佐納流園。

えっ!?
何それ?

で、妖怪は?

はい、次回の妖怪はろくろ首です!
柳の下に美女がいる。
美女と一緒に男が消える。

「まほろば流麗譚」
第三話 思慕一途柳問答

絶賛、構成中!
間に合ってません💦

どうかまた読みに来て下さいねー!

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