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エッセイ【嫌われ者カメムシ君の話】


1.カメムシの短歌と替え歌


先日、九州地方でカメムシの大発生を予測したニュースを耳にしました。

カメムシが好きな人は居ませんよね。
私も、姿形に傍を通るだけでプーンと匂いを発する地味ィ―な色のカメムシは敬遠します。思い付く儘、知る限りを書いてみました。

✒【カメムシよ 君に悪意は 無けれども 害虫扱い憐れなりけり】

✒【何処に居る 匂うぞくさい 悪い奴 葉陰に潜むカメムシ仲間】

嫌われ者のカメムシ君は神様が作られたもうた虫でしょうか。

童謡の[ドロップスの歌]を替え歌に😁

〽「昔、意地悪神様が
意地悪して作った
意地悪して作った
大きなカメムシがゾローゾロ
小さなカメムシがコローコロ
其れが世界中に広まって
今では四万種」😅

大人が逃げます嫌っ嫌っ
子供も逃げますイヤッイヤッ

でもね、虫だって意思が有れば蝶や甲虫やクワガタなどに産まれたかったと思うでしょう❓

「嘆くでないぞ、不幸なカメムシ君よ。運命には逆らえぬもの。
来世では美しくも珍しい南米の蝶に産まれよ」なんて慰めて。

さて、其の嫌われ者の気の毒なカメムシ君ですが、本当に嫌ですね~😄

2.「カメムシの種類」


カメムシ
は世界に4万種おりまして
其の内、日本には1300種以上が分布しているそうです。

其れでカメムシの種類ですが、一般的なものとしてダントツ強烈トップランクの悪臭を放つカメムシ「クサギカメムシ」は幅広く果樹や農作物などに付く多食性で越冬の際に人家に入り込む代表格です。

側を人が通ると酷い悪臭を放ちます。唯の害虫待遇だけでなく家屋に入り込むと言う事で衛生害虫としても気を付けたいですね。

「ツヤアオクサカメムシ」

「アオクサカメムシ」は光沢の無い緑色。柄入りも有ります。マメ科、イネ科、キク科に付きます。
同じアオクサと付く「ツヤアオカメムシ」は2023年に大量発生しましたね。
匂いはメチャクチャ青臭いです。🥴

我が家でも此の冬は越冬中の「ツヤアオクサカメムシ」にイヤ程出会いました。屋外で育てて居りました蘭などの鉢に潜り込み、寒さ対策で屋内に取り込まれたりすると「シメシメ此れで冬越しは安泰でござるよ」ってほくそ笑んで。所が手入れの際に鉢の移動などすると「プーン」と匂いで判ってしまうのです。

しっかりと根付いている蘭の鉢を逆さにして振るうと出てくる出てくるパラパラと。
冬場は彼らも行動が鈍くて元気も無いので即刻全て踏み潰して退治しました。冬場はカメムシ退治の格好の季節です。

一匹退治すれば最大100匹の子孫を退治出来ますね。

果樹に付く[クサギカメムシ]👇

上記しました「クサギカメムシ」ですが、
我が家の庭の真ん中に杏の木が有りました。
可愛い少女のようなピンクの花が咲き結実して小さな果実が徐々に大きくなるのは楽しみです。

ひと頃はジャムが出来るほど豊作だった年も在りましたが、有る年からクサギカメムシが付くようになり果実に嘴のような管を差し込んでチューチューしているでは有りませんか。カメムシの食べ残しは使い物になりません。

クサギカメムシが付いて居る時は側を通ると酷い匂いを発して難儀な事で御座いました。兎に角、幹と同じような色合いで目立ちませんからたちが悪いのです。

「憎っくきカメムシめ、どうしてくれようか」と申しましても大木全体に網は張れませんし農薬散布すれば無農薬の安全果実ではなくなります。

結局は泣き寝入りと成りました。
それから数年、杏の木も力尽きて. . .カメムシのせいでは無く寿命でした。

甘い蜜が一杯のフェンネルの花、様々な蜂が集まります。

フェンネル、和名は茴香ウイキョウと申しますハーブがございます。葉を刻み刺身用の鮭でスェーデン風マリネを作るときにディルの代用に使っておりますが、これにも専属御用達の人参などに付くカメムシ「アカスジカメムシ」がおります。

👇黒と赤の縦縞模様のカメ子ちゃんです。「この種の派手なカメ子ちゃんは毒を持って居る者も居ります。ヤナ奴❗」です。御気を付けくださいね。

派手な柄の装いをした[アカスジカメムシ]
「ホオズキカメムシ」

身近な所で見掛けるカメムシとしてホオズキに付く「ホオズキカメムシ」は、朝顔にも付きます。其れも蔓に成虫幼虫がズラリと並んで...

木苺に付く5㎜余りの小さな「マルカメムシ」は迷惑です。
ウッカリと知らずに庭の木苺を摘んで食べると、
お口の中はカメムシの香り一杯.....泣くに泣かれぬ.....😰

3.「カメムシの越冬と天敵」


カメムシは、生木の葉裏やそこらへんの隙間にもぐりこんで越冬します。
街中でも、街路樹や生け垣の植物の葉について冬を越します。
冬でもあたたかい日は飛ぶなどして活動することもあります。

然し、あの臭い匂いを発するカメムシの天敵って居るのでしょうか。
カマキリ等の肉食虫や鳥、卵寄生蜂(カメムシの卵に寄生する蜂)等は、
カメムシの天敵であると言えるのでしょうが、小鳥がカメムシを獲って
居るのは見た事ないですね。

4.「カメムシが寄って来ない方法は❓


ミントやハッカ油などのスッキリとした香りが苦手だそうです。
ドア周りやベランダでミントを栽培したり、ハッカ油を散布することで、
カメムシを寄せ付けない効果があるそうです。
ちなみに「ハッカ」はミントの和名で、「ミント」を精油したものがハッカ油です。

日本ミント、又はハッカ(北海道のハッカアメに使われています)

5.「結論:カメムシは絶滅させたほうがいいんじゃないの❓


所が絶滅させると、カメムシを餌にする生きものや、カメムシが摂食する事で生育を抑えられていた植物が減ったり増えすぎたりと、生態系への影響があります。カメムシに限らず、絶滅してよい生きものなんていないそうです。「其れは、判りますけどね~」

6.「最後に、若しも「カメムシ」を見付けたら」


台所洗剤を水で適当に薄めて入れた容器に瞬時に落とし込むと良いです。
臭いを出させないで退治出来ます。

屋内では、くれぐれも掃除機は使われませんように。
経験者の話では排気口から悪臭が漂い丸一日、家の中はカメムシの香り一杯😨

未だ有りました。家庭菜園などでカメムシが付くようでしたら黄色いバケツ(スーパーでキウイを入れて販売してます)に水を半分程入れて植物の近くに置きます。ポトリと落ちるそうです。
洗剤が入っていれば完璧。然し、此れは2~3日置きに取り替えないとボウフラがわきます。

クサガメの匂いの出どころは手足の付け根なんですね。

 カメムシは絶対に、素手で捕獲はしない方が良いです。痛みや痒みで、場合に寄っては病院に行かれた方が良いとか申します。去年の大量発生が今年に響かない事を祈りながら.....

女性には苦手な虫の画像を多数載せまして失礼しました。
 
お立ち寄り、有り難う御座いました。