マガジンのカバー画像

My 短歌

12
四季の花々と日本の美しい言葉を詠み込んでいます。
運営しているクリエイター

#一刻の夢

短歌「夢の雫」六首

【満開と淡き彩り萌える中 芽生えし思い逃げ水の如】   【その思ひ散り行く花と儚くも 届かぬ心風に吹かれん】    【風向きの変わりて憂い消え去りし 月の光に浮び来る君】   【彼の人は菖蒲の香り仄かなり この手を取りて誘い行かん】   【夢幻の淡き光ぼうとして 青葉より雫ぽつり落つ】   【微睡みに夢から覚めて春の雨 青葉を滑り嫋やかに落つ】   📝 昨日の夜明けの雨は凄い降りでしたが 其の後からは音もなく静かな降り、そして晴れ間も。 その様な中、庭を眺めて居りました