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My 短歌

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四季の花々と日本の美しい言葉を詠み込んでいます。
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短歌で詠む【作曲家の作品から】5首

作曲家の作品から、様々な物語が思い浮かび詩心をくすぐります。今回は、短歌で遊んでみました。 1、クロード・ドビュッシーのピアノ曲より「アラベスクNo.1」 私の父が最も傾倒しておりました作曲家クロード・ドビュッシーの 作品です。「アラベスク」とは(アラビア風の)と言う意味です。   🖊️アラビア風の門扉から映る噴水シャワシャワ囁く午睡の刻 2、モーリス・ラヴェルのピアノ曲「水の戯れ」 バレエ音楽として多くのバレエダンサーが降り付け踊る事で有名なボレロの作曲家ラヴェルの

短歌【残照】5首

🖋[残照を 浴びて見詰める其の先に 狗尾草と戯る仔猫]   🖋[残照に 君の香りが風にのり 足音微かに響き近付かん]   🖋[残照に 切子グラスをかざしては 思い出の曲ドビュッシー聴く]   🖋[残照に 映える樹々の彩は 風に揺れゆれ散る日も近し] 🖋[残照に 背を向け行かば 音無き星の煌きに待ち人来たる] 10月に入って昨日から続いての雨降りの朝。 午後からは、薄日も射して参りました穏やかな午後です。   朝晩の涼しさに気持ちも少しセンチメンタルに動きます。 えっ❓ 

令和版百人一首 恋の巻【秋の部】-2

【紅葉の移り変わりて散る恋のいろはにほへと儚き夢よ】 《いろはにほへと》いろは歌より思い付いての短歌です。 また紅葉の移り変わりを《いろはもみじ》に重ねて。 その心は?  若き頃には様々な恋模様も有りましょうが、歳を経るに従い其れらの恋の思い出も心の襞を彩り季節が来ると枯れ葉が舞い踊るように散り始める秋には懐かしさを覚えるのではないでしょうか。 三羽 鳥様の下記御企画に参加させて頂きます。 令和百人一首 恋の巻【秋の部】の応援としての一首で 百人の趣旨は理解しておりま

令和版百人一首 恋の巻【秋の部】-1

【君の声シャンソン似合う愛の歌 声に恋して舞う枯れ葉なり】 秋の恋➡シャンソン➡イヴ・モンタン➡枯れ葉 ベタな感じですが、秋と来ればシャンソンとイメージしてしまいます。 五輪真弓さんの[恋人よ]も、歌い出しは 「枯れ葉散る夕暮れは...」から始まりますね。 「Autumn Leaves / 枯葉」 オリジナルの「Les Feuilles mortes(枯れ葉)」は映画1946年「夜の門」(1946年 仏)の挿入歌で、 ジョゼフ・コズマ作曲、ジャック・プレヴェール作詞の

短歌「夢の雫」六首

【満開と淡き彩り萌える中 芽生えし思い逃げ水の如】   【その思ひ散り行く花と儚くも 届かぬ心風に吹かれん】    【風向きの変わりて憂い消え去りし 月の光に浮び来る君】   【彼の人は菖蒲の香り仄かなり この手を取りて誘い行かん】   【夢幻の淡き光ぼうとして 青葉より雫ぽつり落つ】   【微睡みに夢から覚めて春の雨 青葉を滑り嫋やかに落つ】   📝 昨日の夜明けの雨は凄い降りでしたが 其の後からは音もなく静かな降り、そして晴れ間も。 その様な中、庭を眺めて居りました

エッセイ【愛猫ナナの思い出】短歌5首

今日は2月23日 一日遅れですが、昨日に続いて[ニャンニャンさんの日]が有っても良いでしょう❓   猫大好き人間なんです。   猫、ネコ、ねこ(=^・^=)   [ネコ]って単語だけで[可愛い]が浮かびます。 我が家には、既に🌠の国に我が御先祖の元へと旅立って 久しいですが、ナナちゃんって雄猫がいました。   可愛くて[ナコボちゃん][ナコちゃん]とか 複数の名前で呼んで居ました。   出会いは、丁度、自宅介護をしていた母が亡くなり、一つのライフスタイルからピースが抜け落ち

短歌【春の雪】五首

沫雪や はらりはらりと ハラハラと 傘差し行かば 薄日のさして 泡雪よ かけたき願い 言えぬ間に バトンタッチで 光りは春に 綿雪を 猫も背に乗せ 駆け戻る 風冷やかに ティタティタの咲く  沫雪や 猫も微睡む 穏やかさ 俯き揺れる 寒芍薬 泡雪を 避けて飛ぶよな 小鳥たち 恋のさや当て 巣作り間近 俳句の季語をテーマに季節の花など詠み込んだ我流の短歌です。   上の句で俳句を、全体を通して短歌として詠んでおります。 全く、素人は何をするやら御笑いくださいませ。  

短歌【大切な友人との別れ】

去年の12月14日、兄とも仰ぐ男性が急逝致しました。 クモ膜下出血で病院に搬送された時は、既に息を引き取った後だったそうです。 別のSNSで知り合いバーチャルの間柄でしたが紳士的な態度と気さくな関西弁で接してくれました。 此処noteにも登録して投稿をして居られました。 互いに詩の遣り取りなどした4年の充実且つ面白みのある日々が懐かしいです。 彼との遣り取りを思い出しながら短歌を詠んでみました。 【オリオンの三ツ星輝くあの夜に呆気なく去りし孤独な男】 【時として

短歌【夜鳴き鶯と薔薇】から

【あの人に捧げる紅き冬薔薇に 恋の思いの命託さん】   【苦悩する淵から見える冬の薔薇 血の色哀し夜鳴き鶯】 📖オスカー・ワイルド作の [ナイチンゲールと薔薇]の話です ある日ナイチンゲールは1人の美しい若者が嘆いているのを見ました。   「《赤いバラを持ってきてくださるなら、貴方と踊って差しあげますわ》と彼女は言ったけど、我が家の庭の何処を探したって、赤いバラなどありはしない。赤いバラが無いばかりに僕の一生は惨めなものになってしまうのだ」   それを聞いたナイチンゲー

【短歌】8首/花々と星空のアダージョ

1.密やかな夜風の中で花々は揺れて香りの言の葉交わす   2.宙は虹色ときはなち咲く花の芳香麗し沈丁花 3.揺れ動く短き命花のよに瞳の奥に吾子の面影   4.呼応する互いの思い流れ星今宵も届く言霊ひとつ 5.星月夜濃藍の宙に星々は撓むる如き煌めき飛ばす   6.瞼閉じ聴き入る星の音微やかに響く記憶のガムランボール 7.アポロンよ夜の帳が降りる前 宙に記すは愛ぐし人の名   8.ヴィオロンの流る旋律懐かしく囁きかける愛のアダージョ

短歌【君想いしとき】

静けさに片割れ時の茜雲 眉月遥か寄る辺なきかな 収めても内なる想い湧き上がり彼の人求め震え止まらず 今宵とて君に抱かれ鼓動する燃ゆる肌そめ陶酔の域 七色のベールに包まる我が心青紫のタンザナイト 過ぎ去りし狭間の色はザクロ石君が心は闇を駆け来る   遥かなる銀河の流れ通り抜け彗星ひとつ尾を引きながる