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IKIGAI -生きがい- 僕にはまだわからない感覚

最近、なんとなくSNSで見つけた本があったんです。

「IKIGAI 日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣 」
茂木健一郎 著 恩蔵絢子/訳

もともと著者が英語で書いた本を日本語に訳したという逆輸入のような本なんです。

それで、なんとなく買ってしまい、読み始めて見ました。
正直な感想で言うといろんな人の例題があってそれを読んでいるうちに結論がわからなくなったりしたんです。

でも、それがなんだか僕は日本人ぽいと思ったし、本の中でも結論を急ぎすぎるな!それが生きがいにつながると言うふうにも書いてあったんです。

生きがいとは他の人には価値がわからなくても自分だけはその価値を知っている。そこに喜びや楽しみを見出せること。

僕は生きがいをこう定義しました。
あなたはどう定義しますか?いろいろあると思います。

この本には生きがいについて5本柱で説明されています。

  • 小さく始めること

  • 自分からの解放

  • 調和と持続可能性

  • 小さな喜び

  • 今ここにいること

簡単に要約していくと
生きがいの中で1番大切なことはこだわり。
そして、こだわりは自分だけが気になること。自分だけが気にしている小さなこと。

そのこだわりに自分がどれだけ意味や楽しみ、喜びを見出せるかそれが大切。

小さいところに気にかけてそれを人がもう良いでしょと思うほどに努力できること。それがあれば時間をかけて価値を生み出していくことができるようになる。

職人と言われる人たちがこれなんです。

そして、今に注意を払って今に生きること。
大人になると未来を見たり、過去を見たり、今にいないことが度々あると思います。
でも、子供のように今を生きることで人生を幸せに生きることができる。

子供は未来を考えて不安にならないし、過去を見てもない。今ここにあることに対してゆっくりと時間をかけて考えている。

大人から見ればくだらないことに、心から楽しみを見つけることができる。
人にはわからない自分だけの楽しみを見つけることができれば幸せを感じるのだと思います。

この本にはいろいろなことが書かれているのですが、僕は大切だと思うことはシンプルだと思います。

「自分にしかわからない価値を追い求め、そこに幸せを見つけ出せればいいのだ」

僕はこれだと思います。

最後に一つ僕が本の中で1番いいと思った部分を紹介しますね。

「こだわりは本質的に私的なものであり、自分がやっていることへのプライドの表明である。こだわりはものすごく小さな細部を尋常でなく気にする、その方法のことなのだ。」

著者がこの言葉を使っていました。

プライドと聞くと少し悪い方向に感じてしまうものかもしれませんが、プライドとは自分自身だけが気にしているこだわりであり、そこにこだわるからこそ人は物事を突き詰めることができる。

僕はこの言葉からそう感じました。

誰もが気にしないところに注意を払いそこにこだわり物事をつきめていく。

僕はそれができないと人生に楽しみを持つことは難しいのではないか?と思います。

実際僕も今そう感じているんです。

仕事である程度仕事を覚えてきていて、ほとんど他の人と同じようにやれるようになってきました。

そうするとそこから人と差をつけることが難しくなるんです。

それはある程度のレベルからはどれだけ細部にこだわれるかが重要になるからで、そこにこだわれない限り成長がなかなかできなくなるからだと思います。

だから、なにをしていても一定のレベルに到達した後に退屈を乗り越えられるかどうかは細部にこだわることにかかっていると僕は気付きました。

だから、僕にはまだわからない領域ではありますが、こだわりを見つけて自分の人生に楽しみと嬉しさをもっと見つけていこうと思います。

この本と出会って初めは偶然からでしたけど、今は大切なことに気付いたと思っています。

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