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現実世界の話#8

最近の目標は「自分にとって生産性のある生活をすること」だけど、ふと、他人の目が気になる瞬間があった。あの人はどう思っているのだろう、とか気にしなくて良いと大人は言う。案外、皆細かいとこまで気にしていないと。
でも時々不安になる。他人の心の中はどう頑張っても見れないのだから。五感を研ぎ澄まして(ほとんどが無意識だが)感じる他人の感情の波は、結局は主観的で偏見に値するのだろうか。ぐっと相手の糸を引っ張ったとき、私もまた引っ張られている。普段は気づかないけど、いつの間にか手繰り寄せられていて、知らないところで「私」が作られていく。他人からみた私もまた、私であるが、私が思う私とは違うということは主張したい。どっちが正解とかを言いたいのではなく、私からみた私を蔑ろにしていたら、輪郭が溶けていって、溶けていくのになぜか息苦しくなる、そんな変な感覚に陥る。私はこの感覚があまり好きではないので、最近は気を付けている次第である。それでもたまに他人からの評価を気にするのは、人間としての性であるのだろうか。

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