青年期

愛がなんなのか知りませんでしたが
一人の人を大切にしなければいけない事を
父と母らしき人たちから教わりました
そんなもどきに腹を割って話せなくなった青年は
ふるさとで一生を終えたいとは思えず
曝け出しても引かずに受け入れてくれる
人が待つ場所へ
大きな何かを抱えて
走り出したのです
海の見えない地を
懺悔の砂で埋めながら

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