彼氏と別れた話4

※これは過去に書いたnoteのアーカイブです。

気持ちが悪い。ゾワゾワする。死にそう、というか死にたい。あいつに関係を断たれて二十何日経った。どうやったらこの傷が癒えるのだろう。
カウンセラーに吐露しても気持ちの整理がつかない。友達にも気分の悪さを振りまいてしまった。自分を憎むと同時に彼も憎む。彼の最後に残した文章は、私に向けられた優しさではなかった。彼が、自分自身を守るために使った自己防衛の優しさだった。気持ち悪い。まるで私の人格を全否定するかのように。かつて彼は自己犠牲の歪んだヒーロー像を信仰していた。だけど、その自己犠牲が人を傷つけることを彼はまだ分かっていない。はじめての恋愛で自分の中に今までにない感情に向き合えなくて私を遠ざけたのだろうか。そうやっていつまでも逃げるのか。のうのうと生きて何もなかったように過ごせるあなたが羨ましい。本当に気持ち悪い。

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