社会福祉法人の収入について考えてみた(まだ調査不足の為8割想像と受け止めてください)

始めに、ご覧いただきありがとう御座います。

訪問介護事業所の管理人をしています「まっくろこげ」です。

今回は介護系の記事にしようかなと考えていたのですが、なかなか何を書こうか思いつかず、いっそ書きたいことを決めないで書いてみようかなと思います。(タイトルも考えてません。最後に考えますw)

最近気になって調べている途中なのですが、給料が低いと言われていて、実際にわたしも手取り17万くらいで働いていたことがあります。

手取り17万くらいなら実際はそこまで低い訳ではないのですが、やっぱりもうちょっと欲しいと感じてしまいますよね。

施設で働いている時には考えたことが無かったのですが、管理者として売り上げにも少し関わるようになり、ふと

「給料が安いと不満があったが、施設全体の売り上げって給料どれくらい払えるだけあるんだろう?」

と疑問に思うようになりました。

そもそも、介護施設の主な収入源は介護保険と部屋代です。部屋代も、全施設で統一というわけではありませんが、平均的にこれくらいという値段はあります。

9割~10割部屋が埋まっている施設で潰れたということはあまり聞かないので、運営できるだけの収入は確保できているとは思うのですが、十二分な人材を雇用し、給料をどれくらい払えるのかわたしは知りませんでした。

知らないことをそのままに給料が安いと言っていては、お話にならないので調べてみることにしました。

そもそも、社会福祉法人は介護保険の料金だけで十分に運営可能なのかと法律を見てみました。

そしたら、ちょっとびっくりする項目を発見してしまいました。

以下、厚生労働省より

社会福祉法において社会福祉法人とは、「社会福祉事業を行うことを目的として、この法律の定めるところにより設立された法人」と定義されています。ここでいう「社会福祉事業」とは、社会福祉法第2条に定められている第一種社会福祉事業及び第二種社会福祉事業をいいます。また、社会福祉法人は、社会福祉事業の他 公益事業及び収益事業を行うことができます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12799.html
より引用

社会福祉法人は、「社会福祉事業」と「公益事業」「収益事業」
の3つの事業を行うことができるということです。

厚生労働省にわかりやすい図がありましたので、3つの事業はこういう内訳になっています。

わたしが何にビックリしたのかといいますと、「収益事業」です。

施設以外の収入もあるところはあるでしょうと思われる方もいると思います。

確かに、もともと収入がある理事長がもっとお金を稼ぎたくて始めた施設もあると思いますので、そういう事業をやっているところがあってもおかしくはないと思います。

ただ、法律で収益事業を許可しているという事実にわたしはびっくりしました。

要は、社会福祉法人を運営するうえで「介護施設」のみの収益だと成り立たなくなる可能性もあるから他にも収益のでる事業を行いなさいね。

と国が言っているのでは?とわたしは受け取ることができました。

実際は、お金持ちの人用の抜け道の可能性もありますし、まだ調べている段階なので間違った解釈の可能性もありますがそういう側面もあるかもしれないと思うと、一概に施設は儲かっていると考えてはいけないのかもしれません。

(ざっくり金額を出すと
1人当たり1か月分の介護保険の総額が約25万円+食費約4万4千円(1日1450円換算)+居住費6万円(1日1900円換算)=約35万4千円が1人当たりの収入
居室が80床なら約2900万円。その他デイサービスやショートステイの売り上げ、処遇改善加算など合計して約3500万円程度の売り上げが見込めるのではないかなと思います。
ユニット数が10ユニットであったと仮定して、一人30万円人件費がかかれば、大体2000万円くらい人件費がかかっていると予想します。)

かなりざっくりであるので、実際はもうちょっと収入があると思いますが、半分以上が人件費にかかっていると想定すると儲かっているとは言いにくいのかもしれません。

デイサービスやショートステイの運営状況や、居室の空き。入院数などによっては資産は増えていないと言えるかもしれません。

社会福祉法人は今後、収益事業の拡大や福祉施設の売り上げでの収益は期待しない運営方針が必要になっていくのかもしれません。

※本当に軽く調べたのみで実態は全くわかりません。もしかしたらもっと収益を上げている可能性もありますので、これが真実であると受け止めないで考えるキッカケ程度に読んでいただけたらと思います。

福祉業界の活性化、イメージ向上には収入の好待遇は望みにくいと考え、コミュニティの雰囲気の向上、法人を超えた広い交流の場など働いていてよい影響が受けられる場所の確保が必要になってくるのではないかなと思います。

施設の収入と人件費の向上についてはまだまだ調べている途中なので、正確な計算ができるようになったら改めて考えてみようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
(運営費の事だけでかなりの文字数になってしまいました・・・タイトルどうしよう・・・)

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